スポット 文化 流行 韓国料理

深夜2時に食べるのが至高。ソウルの『24時間営業・背徳系ハンガン(漢江)ラーメン』

韓国旅行の夜、眠らないソウルでちょっと小腹が空いたら、ぜひ体験してほしいのが「ハンガンラーメン」です。

韓国語で漢江を意味する「ハンガン(한강)」。ソウル市内を流れるこの大きな川のほとりでは、コンビニで買った袋入りラーメンを専用の調理器で作り、夜景を眺めながら食べるという楽しみ方が定番になっています。

筆者

ホテルでカップラーメンを食べるのとは、ひと味もふた味も違う体験。特に深夜2時、少し冷たい川風に吹かれながら食べる熱々のラーメンは、まさに背徳の味です。

ハンガンラーメンって何?

ハンガンラーメンとは、漢江公園周辺のコンビニなどで購入したインスタント袋麺を、店内の専用調理器で煮て食べるスタイルのこと。

日本のカップラーメンのようにお湯を注いで待つのではなく、麺と粉末スープを専用容器に入れ、機械の案内に従って調理します。水の量や加熱時間を機械が調整してくれるタイプもあり、手軽に熱々の一杯が完成します。

韓国のラーメンといえば、辛ラーメンやジンラーメン、ノグリなどが有名。好みの袋麺を選び、卵などのトッピングを加えれば、自分だけの一杯を楽しめます。

そして最大の魅力は、やはりロケーション。目の前に広がる漢江、橋を照らすライト、遠くに見えるソウルの街明かり。いつものインスタントラーメンなのに、不思議なほどおいしく感じられるのです。

なぜ深夜2時のラーメンが最高なのか?

夜の漢江公園には、昼間とは違った魅力があります。

街の喧騒から少し離れ、川沿いで夜風を感じながら過ごす時間。そこに湯気の立つラーメンが加われば、ちょっとした映画のワンシーンのようです。

深夜2時ともなれば、夕食を食べた時間からかなり経過している人も多いはず。そんな時間に食べる、ピリ辛のスープともちもちの麺。空腹と夜景の相乗効果で、普段以上においしく感じられるかもしれません。

もちろん、深夜に食べること自体が特別な調理法というわけではありません。それでも、旅先で時間を気にせず過ごし、好きなものを食べる解放感は格別です。

ただし、深夜は気温が下がる季節もあり、川沿いは風が強く感じられることも。羽織るものを用意しておくと安心です。

深夜ラーメンを楽しむなら漢江公園へ!

初めてのハンガンラーメンなら、アクセスのよい漢江公園を選ぶのがおすすめです。

汝矣島(ヨイド)漢江公園

地下鉄5号線の汝矣ナル駅からアクセスしやすく、漢江を代表する人気スポットのひとつ。川沿いを散歩したり、ベンチで休憩したりしながら、ソウルらしい景色を楽しめます。

公園内や周辺のコンビニでラーメンを購入できる場合がありますが、店舗ごとに営業時間や調理設備の有無が異なります。深夜に訪れる場合は、営業中の店舗を事前に確認しておきましょう。

盤浦(パンポ)漢江公園

夜景を楽しみたい人におすすめなのが盤浦漢江公園です。橋や川の景色を眺めながら過ごせるため、夜の散歩にもぴったり。

ラーメンを食べるだけでなく、夜景を楽しみながらゆっくり過ごしたい人に向いています。噴水などの演出は季節や運営状況によって異なるため、訪問前に最新情報を確認しましょう。

漢江公園そのものは24時間利用できる場所がありますが、コンビニや施設まで一律に24時間営業というわけではありません。深夜2時に訪れるなら、目的の店舗が営業しているかどうかをチェックしておくのがポイントです。

もっと背徳感を楽しむ!おすすめの食べ方

せっかくなら、いつものラーメンを少しだけ豪華にしてみましょう。

1. 卵を追加する

辛いスープに卵を加えると、味がまろやかになります。黄身を崩しながら麺に絡めるのもおすすめです。

2. チーズで濃厚にする

辛さを和らげたい人にはチーズもぴったり。とろけたチーズが麺に絡み、こってりした味わいになります。

3. キンパやおにぎりを合わせる

ラーメンだけでは物足りないなら、ご飯ものを追加するのも韓国らしい楽しみ方。食べきれる量を選び、ゴミはきちんと分別しましょう。

4. 夜景を眺めながら、ゆっくり食べる

何より大切なのは、急いで食べないこと。川の景色を眺め、温かいスープを味わいながら、ソウルの夜を楽しみましょう。

深夜の漢江ラーメンを楽しむための注意点

漢江公園は屋外の公共空間です。深夜は公共交通機関の運行が少なくなるため、帰りのルートを先に調べておくと安心です。

また、天候や季節によっては冷え込むことがあります。飲酒後の入水はもちろん避け、川沿いでは安全な場所で過ごしましょう。食べ終わった容器や割り箸などを放置せず、周囲の人への配慮も忘れずに。

まとめ:ソウルの夜は、漢江ラーメンで締めくくろう

韓国旅行では、おしゃれなカフェや人気レストランを巡るのも楽しみのひとつ。でも、旅の記憶に残るのは、意外と何気ない食事だったりします。

深夜2時、漢江のほとりで食べる熱々のインスタントラーメン。特別な料理ではないからこそ、景色や空気、旅先で過ごす時間そのものが味わいを深めてくれます。

ソウルで夜更かしする予定があるなら、ぜひ一度、ハンガンラーメンを体験してみてはいかがでしょうか。いつものラーメンが、忘れられない旅の一杯になるかもしれません。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

植竹 智裕

元・世界新聞ライター。旅人(訪問国はアジアを中心に現在31カ国) 韓国歴は2005年の初海外旅行からスタートし、2012年には釜山からソウルまでママチャリで縦断。 オーストラリアでのワーキングホリデー中、田舎町で日本人ただひとり、韓国人に囲まれて生活したおかげあって2019年に韓国語能力検定5級取得。

-スポット, 文化, 流行, 韓国料理
-, ,