韓国グルメといえば、サムギョプサルやチーズタッカルビ、チュクミなどが人気ですが、近年注目を集めているのが「ナッコプセ」です。
テナガダコ、牛ホルモン、エビを甘辛いタレで煮込んだ料理で、魚介のうまみとホルモンの濃厚な味わいを一度に楽しめるのが魅力。ご飯との相性も抜群で、韓国ではもちろん、日本でも専門店が登場するほど人気が広がっています。
今回は、ナッコプセの意味や発祥、いつ頃から流行したのかという歴史から、新大久保で味わえるお店まで紹介します。
ナッコプセとは?名前の意味と料理の特徴
ナッコプセは、韓国語で「낙곱새」と書きます。名前は、次の3つの食材の頭文字を組み合わせたものです。
- ナクチ(낙지): テナガダコ
- コプチャン(곱창): 牛の小腸などのホルモン
- セウ(새우): エビ
この3つの食材を、唐辛子やニンニクなどを使った甘辛いタレとともに鍋や鉄板で煮込むのが基本的なスタイルです。
プリプリとしたタコやエビ、脂のうまみが広がるホルモン。それぞれ異なる食感と味わいが組み合わさり、食べ進めるほどにタレへ素材のうまみが溶け込んでいきます。
見た目は赤くて辛そうですが、ただ辛いだけではありません。魚介のだしやホルモンのコク、タレの甘みが重なった奥深い味わいが特徴です。
ナッコプセはいつから流行した?
ナッコプセの発祥は、韓国南部の港町・釜山です。もともとテナガダコやホルモンを使った料理が親しまれてきた地域で生まれ、地元のグルメとして広がりました。
韓国全土で知名度が高まったのは、2010年代後半。釜山の人気店がソウルなどに進出したり、テレビのグルメ番組で取り上げられたりしたことで、全国的に知られるようになりました。
日本で注目される大きなきっかけになったのは、2019年12月31日放送のテレビ東京系ドラマ『孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル』です。韓国・ソウルを舞台にしたエピソードでナッコプセが登場し、日本でもその存在が知られるようになりました。
さらに2020年ごろには、韓国グルメやモッパン(食べる様子を配信するコンテンツ)への関心の高まりもあり、日本で提供する飲食店が増加。韓国料理好きの間で人気が広がっていきました。
実は、新大久保にはブーム以前からナッコプセを提供していたお店もあります。「元祖ナッコプセ ワンシンリ 新大久保店」は、2018年にメニュー化したと紹介されており、日本におけるナッコプセの先駆け的な存在として知られています。
ナッコプセのおいしい食べ方
ナッコプセは、そのまま食べるだけでなく、ご飯と一緒に味わうのがおすすめです。
ご飯にのせてビビンバ風に
まず試したいのが、ナッコプセをご飯にのせて食べる方法。甘辛いタレが白いご飯に染み込み、タコやエビ、ホルモンと一緒に頬張れば、箸が止まらなくなるおいしさです。
お店によっては、韓国のりやナムルなどを加えて混ぜながら食べるスタイルも楽しめます。
〆はポックンパや麺で!
具材を食べ終えたら、残ったタレを活用した〆も楽しみのひとつです。
韓国風の炒めご飯「ポックンパ」を追加すれば、具材のうまみが溶け込んだタレを最後まで味わえます。お店によっては、麺やうどんなどを追加できる場合もあります。
最初から〆まで計算して食べるのが、ナッコプセを満喫するコツです。
新大久保でナッコプセが食べられるお店
新大久保にはナッコプセを看板メニューにする専門店から、さまざまな韓国料理を楽しめるお店まであります。ここでは、メニューでナッコプセの提供が確認できるお店を紹介します。
1. サウィ食堂 新大久保本店
ナッコプセを目当てに訪れるなら、まず候補にしたいのが「サウィ食堂」です。
韓国で人気のナッコプセを看板メニューとしており、テナガダコ、ホルモン、エビを組み合わせた釜山式の味を楽しめます。タレや食材にこだわり、辛さを選べるメニューもあるため、辛い料理が好きな人にもおすすめです。
ポッサムやチヂミなどの韓国料理もそろっているので、友人といろいろな料理をシェアするのにも向いています。
2. サウィ食堂 新大久保2号店
同じくサウィ食堂の系列店。こちらでもナッコプセを注文できます。
ナッコプセは2人前から注文できるメニューとして紹介されているため、友人や家族と一緒に訪れるとよいでしょう。食べ進めながら辛さとうまみを楽しみ、最後に炒めご飯や麺などで〆るのもおすすめです。
- 店舗・予約情報:サウィ食堂 新大久保2号店
3. 元祖ナッコプセ ワンシンリ 新大久保店
日本でナッコプセが広く知られる前から提供していたお店として紹介されているのが「元祖ナッコプセ ワンシンリ」です。
タコ、ホルモン、エビを特製ヤンニョムで炒める看板メニューがあり、辛さについても相談できます。ホルモン料理を得意とするお店なので、濃厚なうまみを楽しみたい人にもぴったりです。
ナッコプセの歴史に興味がある人なら、ブームの初期から提供してきたお店として訪れてみるのも面白いでしょう。
- 料理メニュー:元祖ナッコプセ ワンシンリ 新大久保店
4. プングム 新大久保本店
韓国料理を幅広く楽しみたい人には「プングム 新大久保本店」も候補になります。
韓国料理の定番メニューをそろえる人気店で、ナッコプセも楽しめるお店として紹介されています。複数人で訪れて、ナッコプセ以外の料理も一緒に注文したいときにチェックしておきたい一軒です。
- 店舗情報:プングム 新大久保本店
※メニューや価格、注文条件は変更される場合があります。プングムについては、来店前に最新のナッコプセ提供状況を店舗へ確認してください。
まとめ:釜山発の旨辛グルメを新大久保で味わおう!
ナッコプセは、テナガダコ、牛ホルモン、エビの3つの食材を甘辛いタレで煮込んだ、釜山発祥の韓国グルメです。
韓国では2010年代後半から全国的に知られるようになり、日本でも2019年末の『孤独のグルメ』での紹介などをきっかけに知名度が上昇しました。
プリプリの海鮮と濃厚なホルモン、そして食欲をそそる旨辛ダレの組み合わせは、一度食べるとクセになるおいしさ。ご飯にのせたり、最後にポックンパで〆たりと、楽しみ方も豊富です。
新大久保で韓国グルメを楽しむ際は、ぜひナッコプセも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
