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aespaとBoA夢のマッチ!S.E.Sの1998年のヒットがRe:MASTERPIECEに生まれ変わる

12月20日にaespa名義で発表された新曲『Dreams Come True』。

全くの新曲だと思う方も多いかもれませんが、曲のディスクリプションにはReMATERPIECE、RemasteringProjectと書かれており、実際は1998年に一世を風靡した女性3人組グループS.E.Sの同名のヒット曲をリアレンジしたものです。

Re:MASTERPIECEプロジェクト始動

オリジナルもRemastering Projectの第2弾として当時のPVを高画質にしたものが11月11日に公開されたばかり。

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BoAが全面プロデュースに参加

12月23日にはaespaが歌うDreams Come Trueの誕生秘話が描かれた映像が公開されました。

このRe:MASTERPIECEをプロデュースしたのはS.E.Sがオリジナルを発表した1998年にSMエンターテインメントに入社したというBoA

実際にBoAはaespaに会ってオリジナルの振り付けを活かすか全く新しい振り付けで行くかを相談し、実際にS.E.Sメンバーとしてオリジナルを歌ったパダが現れて当時の練習ノートを見せ、歌い方のヒントを伝授したりと世代を超えた一大プロジェクトになりました。

オリジナルにHIPHOPっぽいラップの要素も取り入れ、また普段と違うパートを任せるなどのBoAが考える遊び心も活かし、レコーディングも直接ディレクションを担当するなど、BoAのプロデューシング能力も存分に反映された曲になりました。

振り付けにもBoAのアイディアや意見が反映され、何度も振り付けが修正されたと言われ、練習室に差し入れを持ったBoAが訪問し振り付けを確認・アドバイスする場面も。

少し細かく複雑だけど、内面の魅力が引き立つように意識したというBoA。

妖精をコンセプトにしたオリジナルに対して今回は空中庭園や水空、自由奔放、アジトなどのキーワードを詰め込み、aespaらしく変えるよう努めたというBoA。現場でももっと大胆に!指の動きを多めにしたほうがいいなどのアドバイスの他、セットの組み換えを提案するなど細部までディレクションをしながら激励を続けました。

最初はときめいたが負担が大きくなったと明かすBoA。最初はオリジナルを超えられると思わなかったが周りの助けもあっていい作品が作れたと振り返ります。

新しく生まれ変わった名曲

最終的に完成した曲はMV、アレンジともに2021年の最先端の流行を取り入れながら、ベースのメロディや振り付けは当時のものを取り入れていて、当時を知らない若い音楽ファンや、逆に音楽から離れてしまった当時のファンにも訴求力を持つ企画だと思います。

KWANGYAと呼ばれる仮想宇宙をモチーフにした曲がSMエンターテインメントの売りのひとつですが、1998年のS.E.Sの時代から既にその原型となるコンセプトが体現されている事にも驚きですね。それをKWANGYA世代の最新鋭グループが新たに表現するというのもとてもセンセーショナルな試みです。

過去の名曲MVを高画質で蘇らせるRemastering Projectが始まった際に、「若い層が昔の曲をもっとカバーしてくれるキッカケになったらいい」と書きましたが、さっそく実現して懐メロ・最新どちらも好きな音楽ファンとしてはとても嬉しい1曲です。Re:MASTERPIECE第2弾があるのかは未定ですが、これからも最新のアーティストが懐メロを新しく生まれ変わらせてくれる事を心から望んでおります◎

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植竹 智裕

元・世界新聞ライター。旅人(訪問国はアジアを中心に現在31カ国) 韓国歴は2005年の初海外旅行からスタートし、2012年には釜山からソウルまでママチャリで縦断。 オーストラリアでのワーキングホリデー中、田舎町で日本人ただひとり、韓国人に囲まれて生活したおかげあって2019年に韓国語能力検定5級取得。

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