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【ドラマあるある】刑務所から出たら豆腐を食べるのはなぜ?

筆者

안녕하세요! 오늘은 한국드라마에서 출소한 사람들이 왜 두부를 먹는지 좀 찾아봤습니다.

韓国ドラマ(特に刑事もののドラマ)を見ていると、刑務所や少年院に収監されていた人物が出所した時に、待っていた家族が豆腐を渡して食べさせるシーンがよく出てきます。今日はその理由について調べてみました。

豆腐を食べる理由①真っ白な気持ちで更生してほしい

まず一番に挙げられるのが、一度罪を犯して罪人になってしまった人に真っ白な気持ちで心を入れ替えて生きてほしいという願いからという意味合いです。

豆腐を食べる理由②不足している栄養素を補う

豆腐には大豆由来のタンパク質や脂質のほかにもレシチンやイソフラボン、サポニン、カルシウム、ビタミン類など健康を助ける機能性食品としても有名です。最近では刑務所の食事も栄養バランスに配慮はされているとは思いますが、不足している栄養素を補ってほしいという意味合いからも豆腐が選ばれるようです。

豆腐を食べる理由③これまでとは違う人生を

これは①と似ているかもしれませんが、豆腐は製造の過程でどんなに同じ製法を使ったとしても、内部の気孔などがどうしても異なり、2つと同じ豆腐はできないそうです。出所後に食べた豆腐と全く同じ豆腐をこの先の人生で二度と食べることはないということで、二度と同じ過ちを犯さないようにという験担ぎもあるようです。

豆腐を食べる理由④外での食事に胃腸を順応させるため

上述の通り、刑務所や拘置所でも食事の栄養バランスは配慮されていると推定されるものの、それでもやっぱりシャバに戻れば食べ物の選択肢は増えます。焼肉食べたい!思いっきりこってりしたラーメンが食べたい!チーズたっぷりのピザが食べたいと思っても急に手を出すと胃もたれしたり健康に害を及ぼす恐れがあるので、まずは優しめの豆腐で順応させるという意味合いもあるようです。

海入る前の準備運動やラジオ体操第一みたいな感じですかね。

筆者

一方で…

出所した家族を迎える家族が用意することが多い豆腐ですが、一方の受刑者にとって豆腐はあまり嬉しいものでもないようです。一説によると、所内での食事でスライスもされず、醤油やコチュジャンなど調味料もない巨大な豆腐のカタマリを食べさせられることもある(あった?)そうです。

切らないとこの上なく食べづらいし、調味料なしだと味の主張がなさすぎてとても美味しい食事とは言えなそうですね。

筆者

実際どうなの?

筆者は韓国訪問中はもちろん日本でも法に触れない程度に比較的真っ当に生きてきたほうなので幸い豆腐を食わされたり、もっと幸いなことに豆腐を持って誰かを待つような経験はしたことがないので、よく知らんですが「출소, 두부」でネット検索すると、バラエティ番組でパロディで豆腐を食べている場面や、ドラマの場面、卒業した学生が学校を刑務所に見立てて豆腐を食べている写真などが出てきます。どこまでがガチでどこまでがネタかはわかりかねますが、中にはどこかの財閥のお偉いさんが豆腐にかじりついている写真もあって、実際にもある程度は行われている風習のようです。

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植竹 智裕

元・世界新聞ライター。旅人(訪問国はアジアを中心に現在31カ国) 韓国歴は2005年の初海外旅行からスタートし、2012年には釜山からソウルまでママチャリで縦断。 オーストラリアでのワーキングホリデー中、田舎町で日本人ただひとり、韓国人に囲まれて生活したおかげあって2019年に韓国語能力検定5級取得。

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