안녕하세요!
韓国探検ちゃんねるです!
今回は과일(果物)の名前を韓国語で覚えてみましょう!
オーストラリアでワーホリ中に同居してた友達に
「과일이 영어로 뭐지?(果物って英語で何だっけ?)」
と訊かれた筆者。Fruitだと教えてあげてピンときたようですが、
韓国語だとfの音はㅍになり、ツの発音が無いので、
「あ〜プル〜チュ〜!」と言っていました。
オーストラリア来る前にフィリピンで英会話通ったくせにフルーツも知らんのかい!と思いましたが、それだけ韓国では과일
と言う方が一般的なのでしょう。プルーチュ、大の男が言っても愛くるしく聞こえるので筆者が大好きな単語です。
果物の名前を見る時にはその呼び名が固有語・漢字語・外来語のどれに当てはまるかにも注目です。
固有語
古くから親しまれている果物。もしくは後から入ってきた果物だけど一般的に普及して固有語の名前を持った果物。
漢字語
交易で外から入ってきて、当時の中国での漢字表記に韓国語の発音を当てたもの。
外来語
現地語や英語表記をそのまま音訳したもの。
正確にいつの時代に入ってきたか分からないものでもこの3つのどれに当てはまるかを見ると、どのくらいの時代に入ってきて、どのくらいポピュラーな果物なのかが大体分かります。
今回の記事も漢字語の場合には発音の後に漢字表記を併記してご紹介します。
リンゴ
사과 サグァ(沙果)
韓国でもリンゴは一般的です。ドラマでも食卓や病室でリンゴの皮を剥いて食べさせてあげるシーンが時々出てきます。
韓国語の사과には「謝罪」という意味もあって、「사과 드릴게요」というと「リンゴを差し上げます」「謝ります」の両方の意味で捉えられるので言葉遊びとしても使われ、友達とケンカして謝る時にリンゴをあげたりなんて事も。
청사과 チョンサグァ(靑沙果)
풋사과 プッサグァ
아오리 사과 アオリ サグァ
青りんごにはいくつも名称がありますが아오리は日本語の「青りんご」あるいは「青森」が語源という説もあります。
능금 ヌングム
こちらは小粒のリンゴの事を指します。
パイナップル
파인애플 パイネプル
原産は熱帯アメリカなので、大航海時代以降に韓国にも伝わったフルーツです。
スイカ
수박 スバク
韓国でも夏のフルーツとしても人気のスイカ。韓国内では慶尚南道の咸安郡が有名な生産地です。ちなみに、日本のアニメなどの影響でスイカ割りを知っている人はいるものの、韓国ではあまりメジャーではないのだとか。まぁ、食べ物を粗末にしたらいけませんからね。
씨 없는 수박 ッシ オムヌン スバク
食べやすい「種なしスイカ」をこう呼びます。韓国にも「スイカの種をそのまま食べるとお腹の中でスイカが育つ」という日本と似たような迷信があるのも面白いですね!
ブドウ
포도 ポド(葡萄)
そのまま食べたり、干して食べたり、ワインの材料になったりと幅広く使われるぶどう。韓国では慶尚北道の永川市、金泉市や忠清北道の永同郡が産地として有名ですが、それ以外にも幅広く栽培されています。
청포도 チョンポド(靑葡萄)
マスカットなどの白ぶどうの事を指します。ただ、샤인머스캣(シャインマスカット)など品種の名前で呼ばれる事の方が一般的です。
桃
복숭아 ポクスンア
甘くてみずみずしく韓国でも人気の桃は忠清北道をはじめ各地に農家があります。桃特有の産毛が生えた皮も、韓国ではそのまま食べる事が多いのだとか。
백도 ペクト(白桃)
황도 ファンド(黃桃)
すもも
자두 チャドゥ(紫桃자도)
韓国では慶尚北道の金泉市が有名な産地のようです。
ネクタリン
천도 복숭아 チョンド ポクスンア(天桃- )
どんな病気も治し、3日以内に食べさせれば死者も蘇るという伝説から天桃と名付けられたと言われています。
グァバ
구아바 グアバ
原産地は熱帯アメリカなどの熱帯〜亜熱帯の地域で現在は台湾やインド、ハワイ、ニュージーランド、沖縄などでも栽培されるトロピカルフルーツです。
日本のマーケット同様、果実そのものが出回る事は珍しく、主にジュースとして売られています。オレンジジュースとトマトジュースを混ぜるとグアバジュースになるという噂もありますがどうなんでしょうね!?
バナナ
바나나 パナナ
韓国語特有のルールで頭が濁らずPANANAのような発音になるので何だか可愛らしく聞こえます。原産は東南アジアとされ、熱帯から亜熱帯で育つ果物の為、寒冷な韓国では、済州島や慶尚南道の一部で温室栽培されているものの、市場に流通しているのはほとんどがフィリピン産(一部エクアドル産)のようです。90年代までは貴重なフルーツとされ、とても高価な果物だった為、60〜70年代の生まれの人にはバナナを食べた事が無かった人も多いそうです。
さくらんぼ
버찌 ポッチ
標準語ではこのように言いますが、主に食用にされる西洋サクランボやアメリカンチェリーを称して以下の単語を使うのが一般的です。
체리 チェリ
オレンジ
오렌지 オレンジ
意外な事に原産はインドの辺りだと言われていて、イスラムの文化圏を経てスペインへ、そこから大航海時代にアメリカ大陸やオセアニアに伝わりました。現在ではオーストラリア産、カリフォルニアやフロリダなどのアメリカ産、スペイン産が有名です。品種改良が盛んで色々な種類の呼び名があります。
한라봉 ハルラボン(漢拏峯)
デコポン。日本で品種改良により誕生した比較的新しい品種です。韓国では済州島で栽培されているものが一般的で、同島にある山の名前をとってこのように呼ばれています。
みかん
귤 キュル
こちらも済州島産のものが有名です。
レモン
레몬 レモン
こちらも原産はインドのヒマラヤ山脈で、イスラム帝国やアラブ商人によって交易品とされ、ヨーロッパでは高価な果物のひとつだったほか、イスラム帝国に一時期整復されたシチリア島はそこからレモンの名産地になり、ヨーロッパへレモンが普及するきっかけになりました。
韓国では一時期レモンダイエットが流行っていたようですが、痩せはするものの、栄養が偏ってしまう為、あまりオススメはできません。
ライム
라임 ライム
レモンもライムも使い方は日本と変わらず、ジュースやカクテルに果汁を加えたり、装飾する為に使われます。
オーストラリアでのワーホリ中、ライム農家で働いていましたが、果実自体が小さくて木の上のほうまでウジャウジャ生えている上に葉っぱと同じ色なので、収穫は身体的にもメンタル的にも結構ヘビーな作業です。
グレープフルーツ
자몽 チャモン
그레이프프루트 グレイププルトゥ
グレープフルーツという表現も使われますが、文字が長いのでチャモンもよく使われます。
柚子
유자 ユジャ(柚子)
済州島や全羅南道の高興郡などで栽培されています。そのままだと酸っぱくて食べられないので、ジャムにした上でお湯にといた柚子茶が有名です。
イチゴ
딸기 ッタルギ
野生のものは別として現在スーパーなどで見かけるものは北米とチリの品種をかけ合わせたオランダイチゴと呼ばれるもので、温室を使って世界中で作られています。ケーキには欠かせないのも万国共通です。
뱀딸기 ペムッタルギ
산딸기 サンッタルギ
ヘビイチゴや山イチゴなどの野生種は韓国語でもペムッタルギやサンッタルギと呼ばれ、それぞれ日本語と意味は同じです。
ココナッツ
코코넛 ココノッ
南国の象徴でもあるココヤシの実ですが、未成熟の実の胚乳をココナッツジュースとして飲んだり、成熟したココナッツから取り出した胚乳からココナッツミルクを作ったり、乾燥させてお菓子の原料にしたりと幅広く使われます。韓国のジュース모구모구などでも親しまれる나타데코코はココナッツの果汁を発酵させてゲル化したフィリピンの伝統食です。
マンゴー
망고 マンゴ
韓国でもスイーツ好きに人気のトロピカルフルーツです。原産はインドで、その後、台湾や東南アジア、日本の宮崎県など温暖な地域で栽培されています。
ライチ
리치 リチ
中国南部〜東南アジア原産で熱帯〜亜熱帯に適したフルーツです。朝鮮半島では栽培の記録はありませんが、1400年頃から文献には登場しています。
ラズベリー
라즈베리 ラジュベリ
もともとはイギリスを始め、ヨーロッパで栽培・品種改良されたキイチゴの仲間です。現在はロシア、メキシコ、セルビア、ポーランド、アメリカの順に生産量の大半を占めています。
ブルーベリー
블루베리 ブルルベリ
北アメリカ原産ですが、大航海時代以降各地に広まり栽培されています。視力への効能が有名で健康食品としても親しまれています。
クランベリー
크랜베리 クレンベリ
原産はヨーロッパと北米で、そのまま食べると酸味が強いのでジュースに使われたり、ジャムにするのが一般的です。韓国料理で使われる事はなく、洋食店で肉の臭み消しなどに添えられる程度です。
メロン
멜론 メルロン
北アフリカや中央アジア・インドなどが原産地とされ、品種改良を重ねて甘みを増やしたものが流通しています。
韓国内では全羅北道、全羅南道、江原道などがメロンの産地として知られています。
トマト
토마토 トマト
韓国でも「野菜か果物か」意見が分かれるトマト。原産は南米で大航海時代以降に伝わりましたが、韓国でもトマトジュースやケチャップ、サラダとしてよく使われます。
방울토마토 パンウルトマト
ミニトマトの事です。こちらは大きなトマトに比べるとフルーツに分類される事が多く、韓国のかき氷には他の果物と一緒に添えられている事も…!
ランブータン
람부탄 ラムブタン
東南アジアでは一般的なフルーツで、最大の生産国はタイです。日本であまり見かける事がないのと同様に韓国でも一般的にはあまり見かける事がありません。
パパイヤ
파파야 パパヤ
中米原産とされていて、現在では熱帯や亜熱帯の地域で幅広く栽培され、東南アジアでは未熟な青パパイヤをサラダにしたり、台湾ではパパイヤ牛乳が親しまれています。あまり食卓に並ばないのは日本も韓国も共通ですが、パパイヤの葉っぱのお茶や、パパイヤ由来の石鹸などが健康ブームで注目されています。
ドリアン
두리안 ドゥリアン
東南アジア原産の果物の王様で、臭いがきつく、シンガポールなどでは地下鉄に「ドリアン持ち込み禁止」の注意書きがあるほど。
韓国・日本では輸入がほとんどで、売られているのを目にするのも稀です。
筆者もタイやマレーシアに行った時は食べますが、臭いは生ゴミ、味は甘いタマネギです。
ザクロ
석류 ソンニュ(石榴)
原産はイランとされ、果物や料理の添え物として使われてきました。韓国には高麗の時代にアラブ方面から来た商人によってもたらされたと考えられていて、種がぎっしり詰まっている事から「多産」を象徴する縁起物と考えられているほか、近年では美容効果が注目され、韓国でも美酢やおさけなどザクロ味のものが多く発売されています。
リュウガン
용안 ヨンアン
こちらも韓国ではあまり見かける事がない果物ですが、中国南部から東南アジアにかけては一般的な果物で中国南部(華南)ではバナナ、パイナップル、ライチとともに四大珍果とされています。
キウイ
키위 キウィ
原産は中国ですが、ニュージーランドで品種改良されたものが世界中に出回り、現在食用されています。生産国は、中国、イタリア、ニュージーランド、イランと意外な国で多く栽培されています。
ドラゴンフルーツ
용과 ヨングァ (龍果)
드래곤프루트 ドゥレゴンプルトゥ
피타야 ピタヤ
中南米の熱帯雨林原産で、ヒモサボテンというサボテンの仲間です。リンゴなどと異なり、収穫してしまうとその後は糖度が増さない為、輸入で見かけるもののほとんどは空輸の時間を逆算して早めに収穫している為、未熟で甘みが薄いものです。
梨
배 ペ
中国原産とされていますが、朝鮮半島にも広く自生していて、漢字語の梨ではなく固有語のペが使われるほど馴染みのある果物で、日本の和梨同様、品種改良が進められ、いろいろな種類が市場に出回っています。
서양배 ソヤンべ(西洋- )
ラ・フランスなどの洋梨はこのように呼ばれています。
アセロラ
아세롤라 アセロルラ
中南米原産でビタミンCを豊富に含む事からスーパーフードとして注目されるアセロラですが、果実は痛みやすい為、飲料やゼリー、ジャムなどに加工される事がほとんどです。日本では沖縄に農園がある事から、観光地として韓国語で紹介されている記事もありました。
柿
감 カーム
東アジア原産で、韓国でも古くから親しまれている為、こちらも固有語の名前を持っています。葉っぱは茶として飲まれるほか、干して食べるなど加工して保存食としても使われてきました。
アサイー
아사이 アサイ
ブルーベリーの18倍のポリフェノールや、レバーの3倍もある鉄分などアセロラ同様スーパーフードとして注目されるアサイーは、ブラジル原産のヤシ科の植物の果実です。ただし、種が大半を占めてて、食べられる実の部分は5%程度しか無いのだとか。そして、味もほぼ無味の為、他の果物と一緒にスムージーに混ぜて利用されいます。
梅
매실 メシル(梅實)
韓国では日本の梅干しのような塩漬けはあまり食べませんが、韓薬に使われるほか、各家庭で6月に梅を砂糖で漬けて、10月に梅の実を捨てた液体を梅實茶として翌年の夏に飲んだりします。
スターフルーツ
스타프루트 スタプルトゥ
原産は南アジアで、現在は東南アジア、中南米、台湾や沖縄、済州島などで栽培されています。ただ、日本同様、あまりスーパーなどでは見かけないフルーツです。
プルーン
프룬 プルン
「プルーンの正体って何?」と思われた方と、中井貴一さんのCMが思い浮かんだ方といらっしゃると思いますが、プルーンの正体はセイヨウスモモの一種で、韓国でも他のベリー系と一緒にドライフルーツとして消費されています。
びわ
비파 ピパ(枇杷)
中国南西部原産で初夏のフルーツとして日本では親しまれていますが、韓国のスーパーなどではほとんど目にする事がないそうです。ただ、全羅南道の莞島郡で栽培自体は盛んに行われているのでご当地の味覚として親しまれているようです。
イチジク
무화과 ムファグァ(無花果)
南西アジアやアラビア半島など地中海に近いエリアが原産とされ、生食も出来るようですが、日本や韓国ではジャムやドライフルーツとして消費される事が多いです。
あんず
살구 サルグ
中国北部が原産とされ、韓国でも広く栽培されてきました。現在の主要な生産国はトルコ、マルタ、イラン、アルメニアだそうです(意外!)。
種は杏仁と呼ばれて杏仁豆腐などの甘みのもとになっています。
また韓国では肌色をずっと살색と呼んでいましたが、人種差別につながるという事から살구색と呼んだり、연주황색(薄いオレンジ色)と呼んだりします。
マンゴスチン
망고스틴 マンゴスティン
東南アジア原産でドリアンに対して「果物の女王」と呼ばれるマンゴスチン。現地では生で食べられるのが一般的ですが、劣化が早い事と、ミバエなどの害虫の混入を防ぐため、生のまま日本や韓国に入ってくる事は珍しく、冷凍やシロップ漬け、ジュースなどが流通しています。
マクワウリ
참외 チャメ
最後はこちら!日本ではあまり見かけませんが、韓国では非常にポピュラーな果物です。後味がさっぱりしたメロンのような甘さで、食感はリンゴのようにサクサクしています。6月〜8月が旬で、生産地として有名なのは慶尚北道の星州郡です。日本ではあまり一般的ではないので少し割高ですが、韓国食品が売っているお店に置いていたりするので見かけたら是非試してみて下さい◎
まとめ
いかがでしたか?色々な果物のハングルでの書き方と、マメ知識をご紹介しましたが、地理的には日本と韓国とどちらも似ている為、外国産のフルーツで一般的に流通しているものも割と似ています。
日本でも和名があるか、外来語(カタカナ語)かで、古くから食べられていたフルーツなのかは見分けが付きますが、韓国でも固有語があるか、漢字語か、外来語の音訳かによって、ある程度入ってきた時期やどのくらい古くから一般的に消費されてきたか分かるのも面白いですね◎
과일 드시고 오늘도 하루 파이팅하세요~!