
2026年現在の韓国では、派手な消費だけではなく、「無理なく楽しむ」「小さな体験を楽しむ」「自分らしさを表現する」といった方向のトレンドも目立っています。今回は、最近の韓国の若者文化から特に注目されているものを紹介します。
「YONO」で必要なものだけを買う
最近の韓国の若者文化を語るうえで注目されている言葉の一つが「YONO(요노)」です。
これは「You Only Need One」の頭文字から作られた言葉で、何でも欲しがるのではなく、本当に必要なものだけを選んで消費する考え方を指します。
韓国では2024年頃からZ世代の消費傾向として注目され、2026年にも「マイクロ消費」や「圧縮消費」といった、必要なところにだけお金を使う考え方が紹介されています。
「安いものを何でも買う」というより、無駄な出費を減らしながら、自分が本当に楽しみたいことにはお金を使うというスタイルです。
お酒を飲まない「ソバーライフ」
もう一つ注目されているのが「ソバーライフ」です。
ソバー(sober)は「しらふ」という意味で、あえてお酒を飲まない、あるいは飲酒量を減らすライフスタイルを指します。
韓国の若い世代では、飲み会そのものを完全に否定するというより、以前ほど大量にお酒を飲まず、健康や節約を意識しながら楽しむスタイルが広がっています。2026年の韓国の若者向けトレンド分析でも、Z世代のソバーライフが継続しているとされています。
そのため、ノンアルコール飲料やソバー向けの店なども、韓国の新しいライフスタイルとして注目されています。
「ギャル」が韓国で再ブーム?
意外なのが、日本の「ギャル文化」です。
1990年代の日本で生まれたギャル文化が、2026年の韓国で再び注目されています。特に韓国の20~30代を中心に、濃いめのメイクや大きなポーズ、明るく開放的な雰囲気などが「ギャル感性」として楽しまれていると報じられています。
日本の昔のギャル文化をそのまま再現するというより、韓国のK-POPやSNS文化と組み合わせて、新しいスタイルとして取り入れているのが特徴です。
Y2Kファッションが流行って、そこからギャルに進む方々もいたみたいですね。実際に遭遇したら懐かしくて叫びそう。

コインノレバンとセルフ写真館
韓国の若者の遊びとして以前から人気があるのが、コインノレバン(コインカラオケ)とセルフ写真館・フォトブースです。
コインノレバンは、少額で数曲だけ歌えるため、友達と気軽に利用できます。
また、韓国の街を歩いていると「人生4カット(인생네컷)」などのセルフ写真ブースを見かけることがあります。友達同士で写真を撮り、その日の思い出を残すこと自体が遊びの一部になっています。
2026年の韓国10代向けの遊び方を紹介する記事でも、コインノレバン、セルフ写真、流行グルメ、ショッピングなどを組み合わせる遊び方が紹介されています。
これもやっぱりギャル文化と通じるものがあって、とりあえずプリクラ撮っとく?みたいなのが結構流行ってるみたいですよ!

「知らない人」と一度だけ遊ぶ?
さらに興味深いのが、知らない人同士で一度だけ交流する「一回限りの関係」です。
2026年には、ソウルの公園などで、参加者同士が名前や年齢を知らないまま鬼ごっこを楽しむイベントが話題になりました。
SNSでつながり続けることを前提とせず、その場だけ一緒に遊んで解散するというスタイルです。競争や人間関係から少し離れて、気軽に楽しめることが注目されたと報じられています。
韓国の若者文化は「大きな消費」から「小さな楽しみ」へ?

こうして見ると、2026年の韓国の若者文化には一つの共通点が見えてきます。
高価なものを大量に買ったり、大人数で派手に遊んだりすることだけが楽しみではありません。
コインノレバンで数曲歌う、フォトブースで写真を撮る、好きなものだけを買う、お酒を飲まずに友達と過ごす、知らない人と一度だけ遊ぶ――。
こうした「小さな金額や短い時間でも、自分が楽しめる体験を選ぶ」スタイルが、現在の韓国の若者文化の一つの特徴として見えてきます。
K-POPや韓国コスメだけでは分からない、現在の韓国の若者の日常や価値観を知る手掛かりとしては興味深いトレンドと言えそうです。
