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韓国で2020年にブレイクした「1日1カン」とは?

筆者

안녕하세요アンニョンハセヨ!
韓国探検ちゃんねるです!

今回はネットで2020年に話題になった1일1깡(イリカン)についてご紹介します!

1일1깡とは?

1일1깡(イリカン)とは「1日1回、(RAIN)の깡(GANG)のMVを観たり、ダンスを踊る事」です。

何のことやらさっぱり分からないという方が大半だと思います。

それぞれ説明していきましょう。

비(RAIN)とは?

(RAIN)は韓国の男性歌手・俳優です。

本名:鄭智薫 チョン・ジフン
出生:1982年6月25日
出身:忠清南道 瑞山市
活動:1998年〜(ソロ2002年〜)

代表曲に『悪い男』『I’m Coming feat. Tablo』『IT'S RAINING』『The Best Preent』などがあり2005年頃からは日本でもシングルを出すなど、韓国だけでなく、日本や中国、東南アジアに活動の場を広げ、鍛え上げられた体から元祖몸짱モムチャンアイドルとして人気を博しました。2017年には人気女優のキム・テヒとの結婚も話題になりました。

最近でもパク・ジニョンとのコラボシングル『나로 바꾸자ナロ パックジャ』やチョンハとのコラボシングル『Why Don’t We』や、イ・ヒョリ、ユ・ジェソクとバラエティ番組内で結成した싹쓰리ッサクッスリでの活動など精力的に活動しています。

깡(GANG)とは?

깡(GANG)とは彼が2017年の暮れにリリースしたミニアルバム『MY LIFE 愛』に収録されている曲で、活動曲としてPVも制作され、音楽番組にも出演しました。

当時、「今までとは全く違う曲、歌詞、ダンスをやりたかった」とコメントする意欲作でしたが、リリース当初はあまり評価が高くありませんでした。

こちらがMVですが、確かに今までの曲とは違う雰囲気ではあるものの尖ったHIPHOP曲なので賛否両論が分かれそうです。

しかし、その後、ネット上で徐々に話題になり始めて、音楽チャートを逆走行、遂に2020年に再ヒットします。

なぜ数年後にヒットしたのか?

まず一番の理由は、振り付けの奇抜さです。

音楽番組に出た時の映像がこちら。

御覧いただくとお分かりになると思いますが、カッコいいけどちょっとやり過ぎ!

・ゴリラのような動き
・足を開いて手だけで這う
・クネクネした振り付け
・股間を触る振り付け(꼬만춤ッコマンチュム
・トドメは黒の覆面で大はしゃぎ

更にYouTubeの公式MVのコメント欄が解放された事から人気が再燃し、ネット上で1일1깡(1日1깡)をハッシュタグに付けて、振り付けを大げさに再現したパロディ映像をアップする人が増え、1일1깡は2020年の流行語のひとつになり、MBCのニュースで取り上げられるほど。

おすすめの1일1깡映像

ここからは筆者が大好きな1일1깡映像をご紹介します。

まずはこちらのカップルYouTuberの動画です。構成がとてもうまくて、特にコーラのくだりなんか筆者は何度観ても笑いがこみ上げてきます。

こちらもカップルによる室内での映像ですが、このホームビデオ感と、彼女の必死さが凄くツボです。特に最後のビニール袋を被ってのダンスは再現性高すぎです。

股をペチペチ叩く振り付けのところで、彼氏さんが「(女の人には)無いものが生えてきそうだからもうヤメテ!」と嘆いているところも笑ってしまいます。

フランスの方も果敢にも屋外でチャレンジしています。

牧師と仏教僧に扮したYouTuberがカフェで깡して、横に座っているお客さんが笑いをこらえるというドッキリ企画も。
(この二人のシリーズ、他にもバチ当たりだけど面白いネタが多いので、上級以上の方にオススメです)

ピクニックでも깡しちゃう彼女さん。YouTuber魂おそるべし!

遂には韓国教育放送(EBS)のイ・ドンヒョンレポーターも踊りだしちゃう始末。

本人はどう思っているのか?

本来はカッコいい作品のつもりで世に披露したはずの깡がこのようにイジられる事に関して、当の本人はどう思っているのでしょうか?

本人が出演したバラエティ『놀면 뭐하니ノルミョン ムォハニ?』では「1日3カンはしないとでしょ!」とむしろノリノリの様子を見せています。

同じくッカンがつく새우깡セウッカンのCMにも出演して、もはや本人もイジり放題です。

놀면 뭐하니ノルミョン ムォハニ?』では共演者にダンスを教えるシーンで、イ・ヒョリに「もっとウケる振り付けあるじゃん」とイジられながらも、最後は싹쓰리ッサクッスリ全員で披露します。

2020年6月4日には後輩で韓国のHIPHOP界を担う人気の若手Sik-K、pH-1、Jay Park、HAONによるリミックスも公開され、後半では本人も登場します。

まとめ

ブームの一番ピークが2020年夏頃だったので少し時間は経っていますが、まだまだ記憶に新しい1日1깡、流行のひとつとして知っておけば인싸インッサ(トレンドを押さえている人)として一目置かれる事でしょう◎

周りに韓国人のお友達がいる場合は、肩パッドを入れてみたり、黒マスクで顔を隠してカンタンな振り付け部分だけでも披露したら笑ってもらえるかもしれません(笑)

また、皆さんが깡した動画やインスタ写真に火が付けば、日本で깡が再々ブレイクするかもしれませんね◎

皆さん今からでもぜひ1일1깡(1日1カン)してみてください♪

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植竹 智裕

元・世界新聞ライター。旅人(訪問国はアジアを中心に現在31カ国) 韓国歴は2005年の初海外旅行からスタートし、2012年には釜山からソウルまでママチャリで縦断。 オーストラリアでのワーキングホリデー中、田舎町で日本人ただひとり、韓国人に囲まれて生活したおかげあって2019年に韓国語能力検定5級取得。

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