【韓国ドラマ名鑑】今、私たちの学校は…（2022）結末ネタバレあり

●大半は登場人物のバックグラウンドを見せる為のごくごく一般的な高校生活が描かれています。「学生時代こういう子いたなぁ〜」と思えるようなキャラクターが登場するので感情移入の為にとても重要な回だと思います。

遂に本格したゾンビ騒動。どうにか教室に戻るも連絡手段が見つからず、感染して発症前の体育教師が飛び込んできたせいでミンジが犠牲になり科学室に向かう事に。ここでもイサクが噛まれて、科学室に到達後オンジョとの悲しい別れを告げる。

イサクがゾンビ化して間一髪チョンサンが体当りして窓から落とすが手を離せないオンジョ。結局チョンサンが手を叩いてイサクは転落してしまいます。ホースを使って放送室に降りた一行は担任のソナと合流するものの、ホースに絡まったゾンビを撃退する過程でギョンスが怪我をしてしまいます。

怪我のせいで感染を疑われたギョンス。疑いを晴らすもギョンスを毛嫌いするナヨンがゾンビの血がついたハンカチで傷口を拭いたせいで感染してしまい、それを見ていたナムラの証言で追い詰められたナヨンは教室を飛び出してソナもそれを追いかけていってしまいます。

●ハリの弟が2年生と言う事ですが、弟はウジン？

●学校に辿り着いたチョンサン母がギョンスに襲われるシーンが登場しますが直後にヘリコプターの音でゾンビが走り去ります。お母さんどうぞご無事でㅠㅠ

●学校の前に停まっていたトラックにドローンで接近し、両親がゾンビになってしまったと知ったジミンは声を出して泣きわめきますが、ここで筆者ももらい泣き。

●噛まれたのに理性を失わないグィナムとウンジ。一体どういう事なのでしょうか？そんな中ナムラもグィナムに噛まれてしまいますが、おかげでスヒョクと急接近。二人は両想いだという事が分かります。

●音楽室での両親に宛てたビデオレター。災害で離れ離れになってしまった時、こういう気持ちになるんでしょうね。

●スヒョクが告白してナムラもビデオカメラにその返事をするシーンが見どころ！二人には生き残って欲しいです。

●遂に出撃したジェイクとホチョルですが、オレンジャーが屋根の上で助けを求めているのを見捨てられずにジェイクが救出に向かい、その間にホチョルは一人で逃げ出してしまいます。どうなってしまうのか！？

●屋上で一人だけ助かろうとするチョルス。いじめられっ子なのは可愛そうだけど既にどっぷり感情移入している筆者はチョルスの卑怯さに絶叫しました。

●校庭でゾンビとなったチョンサン母が登場してどんより。

●焚き火を囲んだ学生たちの本音にほっこり。遂にチョンサンも自分の心を告白します。

●ナヨンを守って感染してしまった担任ソナの最後のシーンに胸が痛みました。申し訳無さと恐怖で震えるナヨンの演技もかなり秀逸。

●科学室のパソコンの事が軍部に知れ渡ったことでヘリがやってきて安心する生徒たちですが、ウンジが隔離所内でチョルスを襲った事で無症状感染者の存在が明るみになり、後少しでヘリに乗ることができたジミンも降ろされ、ヘリは撤収してしまいます。

●ウンジがチョルスを襲って殺してしまいます。

●目の前に母親が変わり果てた姿で現れて絶望するチョンサン。逃げる中でハリたちとも合流するものの、転んだヒョリョンを見捨てたジミンはゾンビに襲われ、負傷していたジュンソンもミジンたちを守るために自らゾンビに襲われてしまいます。

●無症状感染者が出たという事はワクチンとかそういう話になってくるのかな？

●無症状感染者のグィナムに噛まれたナムラも同じ能力を身につけたので、ミンジェやチョンサン、ナムラも同様に不思議な能力を身につけるのでは？と思っていたのですが、11話の最後で必ずしもそうなる訳ではない事がわかります。

●ようやく再会した親子ですが、目の前で父親が犠牲になってしまったオンジョ。もう誰も死なないで欲しいと思うけどまだまだ何かありそうです。

●チョンサンとオンジョのシーン切な過ぎる。「今日俺がこの学校で一番の幸せ者だ」と叫んで飛び出していく姿に涙。

●ヒョサン爆撃という究極の決断を下したソンムも最後に妻に電話をかけて普通の夫・父親としての顔を見せた後に、爆撃の責任を取って自決してしまいます。

●このドラマの本当の主役はナムラなのではないかと思うぐらい感動的で意味深なラスト。

現時点での生き残りはオンジョ、ナムラ、スヒョク、ウジン、デス、ヒョリョン、ハリ、ミジン。

ヒョサン市の交差点と運動場、未来大学とヒョサン高校に2.4kヘルツの超音波で誘導されたゾンビたちは爆撃により一掃された。

辞表願を破くパク議員。セビンは泣きわめき、ジェイクは大勢を守るためにどこまでやっていいのかと疑問を抱く。

森に入った一同のもとにも瓦礫が飛んできてデスが足を負傷する。オンジョ達は一度学校に戻るがチョンサンの姿はなかった。山の中でナムラはオンジョにまた絶対に焚き火をしようと伝える。山を越える一行は未知に迷うがソジュがつけていた目印に助けられてヤンドン市に避難する。その過程で父の名前が入ったライトを拾って再び涙するオンジョ。

ビョンチャンの家に国家情報院が立ち入ると妻子が繋がれていて移送される。

街に出た一同は静まり返った街に驚くが、ナムラがゾンビの接近を告げる。全員で応戦するが姉ハリを守ろうとしたウジンが夢を諦めずにアーチェリーを続けろと言い残して犠牲になる。

避難を続けるがナムラは衝動に駆られて一人立ち止まる。それに気づいたスヒョクはオンジョと共にナムラを探しに行くが、ナムラはゾンビを喰らい、オンジョにも襲いかかる。あと一歩の所で正気を取り戻したナムラは姿を消す。

軍の封鎖線に辿り着いた一行は隔離所に移送される。ウシンはオンジョにソジュの安否を尋ねるが遺品のライトを見て言葉を失う。

ビョンチャンについての聴取を受けた生徒たちだが、自分たちを見捨てた大人たちへの不信感を吐露する。もう大人に何かを頼む事は二度とないから協力を求めるなと言い放つオンジョ。

数カ月後。

戒厳令は3ヶ月と17日ぶりに解除されたがウィルスの正体や潜伏期間が分からないため住民の隔離は続くというニュースが流れる。

オンジョは時々、ひと目を盗んで近くの山に向かい、木に願いを括り付けてお供え物をしていた。ある日学校の屋上に赤い光を見つけたナムラは久々にスヒョクのもとを訪れて誰かが焚き火をしているようだと告げる。消えたナムラが気がかりだったスヒョクはその夜一緒に行こうと言い出す。

他の仲間には内緒だと言うオンジョだがその夜、集合場所にはあの時のメンバーが全員揃っていた。木に立ち寄ってお供えをした一同は学校に向かい、屋上でナムラが現れる。一緒に行こうというオンジョだが、他にも無症状感染者がいるといって一緒に行けないと言うナムラ。離れていても友達だと微笑んで、何かが近づいてきた為、また来るねと微笑んで屋上から飛び降りてどこかに向かう。愕然とする仲間達。

筆者

開かれたエンディングではありましたね…！グロテスクは大嫌いな筆者ですが、目の前にゾンビ化した母親が出てくるシーンや、仲間が目の前で豹変していくシーンなど何度も嗚咽しました。ヒューマンドラマ面が上手く描かれていたのでグロテスクな内容でも全部観る事ができました。チュンサンには生きててほしかったしナヨンにも謝る機会を与えてほしかった〜！

コロナ禍での人々の在り方や、「大切な人には居るうちによくしろ」というメッセージ性が詰まった作品だったと思います。

（原作ではHSウィルスと呼ばれ、東海岸に沈む隕石に付着していた未知の生物から感染が拡大した）

イ・ビョンジュンが学内暴力から息子を守る為に開発したウィルス。テストステロンを精製して作ったウィルスとされる。

●感染者が非感染者を噛んだり、感染者の血液が傷口に触れる事で感染する。
●感染後の潜伏期間は個人差があるが数分後には発症する場合が多い。
●感染すると鼻血を流し、目が赤くなり吐血症状も見られた直後に心停止を起こして倒れるが関節が曲がる音が顕著に現れ、理性を失う。
●ウィルスが宿主の脳を支配して動き出し、肉体は高所から転落したり一部を失っても動く。
●感染者は体温が低下し29度台になる。
●脳が損傷を受けると活動が停止する。
●音に過敏に反応する性質があり24kヘルツの音に最も反応する。
●驚異的に変異するスピードが早い。

極稀に噛まれてもゾンビ化しない無症状感染者（免疫者）が存在する。嗅覚・聴覚・運動能力・回復能力が上昇し、心拍数も250まで上がる場合もある。時折活性化すると衝動的に非感染者を襲いたい衝動に襲われるが理性は残り、意思疎通も可能である。免疫者が噛んだ相手が軽症で済むとは限らない。

現在、治療方法は無く、宿主毎焼却する他無いとされている。