基本情報
作品名:君の声が聞こえる
原題 | 너의 목소리가 들려(ノエ モクソリガ トゥルリョ) |
英語タイトル | I Can Hear Your Voice |
視聴者の間で使われる略称 | |
ジャンル | ファンタジー、ミステリー、ラブコメ |
放送時期 | 2013年6月5日〜8月1日 水木22:00〜 |
放送局 | SBS |
演出 | チョ・スウォン 「医師ヨハン」「ピノキオ」など ソン・ギウォン |
脚本 | パク・ヘリョン 「あなたが眠っている間に」「スタートアップ:夢の扉」など |
最高視聴率 | 24.1% |
話数 | 18話 |
視聴等級 | 15歳以上 |
公式サイト | 番組公式サイト |
筆者オススメ度 | ★★★★★ |
あらすじ
父の死がきっかけで人の心が読めるようになった少年スハ(イ・ジョンソク)。スハの父が殺される現場を見てしまった少女ヘソン(キム・ソヒョン)。10年後、高校生になったスハと、弁護士になったヘソン(イ・ボヨン)は偶然再会を果たすが時を同じくしてスハの父を殺した犯人が仮釈放され再び2人は10年前の事件に巻き込まれていく。
見どころ
同僚の国選弁護士でヘソンに思いを寄せる愚直な男グァヌ役にユン・サンヒョン。ヘソンと高校時代から因縁のある検察官のドヨンにイ・ダヒ。そして極悪非道な殺人を繰り返すジュングクにはチョン・ウンイン。過去の事件に再度巻き込まれて最愛の母(キム・ヘスク)を失ってしまうヘソン。法廷をめぐるヒューマンドラマですが、サスペンスと年下男子とのロマンスが絶妙に組み込まれていてオススメのドラマです。
キャスト
チャン・ヘソン やる気のない国選弁護士。人と関わることが嫌いで友達もいない。人の心が読めるスハの協力で事件を解決し、心境が変化していく。 | イ・ボヨン 「Mine」「神様がくれた14日間」など キム・ソヒョン(10代) 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」「恋するアプリ Love Alarm」シリーズなど |
パク・スハ 人の目を見るだけで心が読めてしまう能力を持つ。10年前、父を殺した犯人を有罪にするために証言してくれたヘソンを生涯守ると心に誓う。 | イ・ジョンソク 「あなたが眠っている間に」「ロマンスは別冊付録」など ク・スンヒョン(少年期) 「ドクター異邦人」「主君の太陽」など |
チャ・グァヌ ヘソンの同僚の国選弁護士。元警察官の国選弁護士。優しく熱い心を持ち、独自の弁護活動で貧しい被告人の無罪を証明するために奔走する。 | ユン・サンヒョン 「私の恋したテリウス〜A Love Mission〜」「18アゲイン」など |
ソ・ドヨン ヘソンの高校の同級生で有能な検事。ヘソンと共にスハの父殺害事件を目撃するが、恐怖のあまり証言せず逃げ出した。 | イ・ダヒ 「恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜」「僕が見つけたシンデレラ〜Beauty Inside〜」など チョン・ミナ(10代) 「医師ヨハン」「ピオラ花店の娘たち」など |
ミン・ジュングク スハの父を殺しへソンの証言によって服役した殺人犯。出所後にヘソンへの復讐の機会を狙う。 | チョン・ウンイン 「刑務所のルールブック」「猟奇的な彼女」など |
ソ・デソク ドヨンの父。元判事で、ヘソンの母チュンシムを家政婦として雇っていた。大手法律事務所代表。 | チョン・ドンファン 「Mine」「ホテル・デルーナ〜月明かりの恋人〜」など |
ファン・ダルジュン ジュングクの刑務所仲間。妻殺しで服役していた。 | キム・ビョンオク 「この恋は初めてだから〜Because This is My First Life」「キム秘書はいったい、なぜ?」など |
シン・サンドク ヘソンとグァヌの上司で弁護士歴40年のベテラン国選弁護士。 | ユン・ジュサン 「医師ヨハン」「悪霊狩猟団:カウンターズ」など |
パク・ジュヒョク スハの亡父。交通事故直後に殺された。 | チョ・ドクヒョン 「ビッグイシュー〜正義か悪か〜」「キム秘書はいったい、なぜ?」など |
オ・チュンシム 家政婦として働きながら、女手ひとつでへソンを育てた強く優しい母。現在はチキン店を経営している。 | キム・ヘスク 「スタートアップ:夢の扉」「調査官ク・ギョンイ」など |
チェ・ユチャン へソンの事務所で働く、数多くの判例を知る有能な事務員。 | チェ・ソンジュン 「イタズラなKiss〜Playful Kiss」「空から降る一億の星」など |
キム・ゴンスク ヘソンを国選弁護士に選抜したマスコミが大好きな裁判官。 | キム・グァンギュ 「君を守りたい〜SAVE ME〜」「無法弁護士〜最高のパートナー〜」など |
コ・ソンビン スハの同級生。殺人未遂で起訴されるがスハに助けられる。 | キム・ガウン 「まぶしくてー私達の輝く時間ー」「この恋は初めてだから〜Because This is My First Life」など |
キム・チュンギ スハの同級生。ソンビンが好きでスハに突っかかる。 | パク・ドゥシク 「ブラック〜恋する死神〜」「スケッチ〜神が予告した未来〜」など |
チョ検事 | チャン・ヒウン 「カプトンイ 真実を追う者たち」「馬医」など |
ドヨンの母 | チャン・ヒス 「医師ヨハン」「いつでも春の日」など |
スハの叔父 | キム・ギョンニョン 「オクニョ 運命の女(ひと)」「秘密の森〜深い闇の向こうに〜」など |
スハの同級生 | パク・チョリョン 「パダムパダム-彼と彼女の心拍音-」「アルゴン」など |
イ・ジョンフン スハの同級生。 | イ・ジョンヒョク 「SUITS / スーツ〜運命の選択〜」「青い鳥の輪舞曲(ロンド)」など |
スハの同級生 | オク・グァンミン 옥광민 |
イム・ヨンジュ | |
パク・ソンジュン임용주 「それでも僕らは走り続ける」「夜食男女」など | |
ドヨンの検事室の事務官 係長。 | チェ・デソン 「ハイバイ、ママ!」「僕を溶かしてくれ」など |
ホン・ボヒ ドヨンの検事室の事務官。 | キム・ソジョン 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」「調査官ク・ギョンイ」など |
国選弁護士の面接室の場所を教えてくれた男性 | チェ・ギョシク 「この恋は初めてだから〜Because This is My First Life」「ボイス3〜112の奇跡〜」など |
キム・ヨンジン ヘソンに罪をなすりつけた学生 | キム・へユン 「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」「御史とジョイ」など |
ヘソンとドヨンの同級生 | キム・ヘナ 김해나 |
ヘソンの担任 | クォン・ヨンギョン 「青い海の伝説」「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」など |
幼い頃のスハの担当医師 | ソン・ソングン 「ヴィンチェンツォ」「自白」など |
パク・ジュヒョク事件でスハの横に居た看護師 | チョ・ヒョンジン 「愛はビューティフル、人生はワンダフル」「愛よ、お願い」など |
チョ・ヨンスク 聴覚障害を持つ被告人。 | チョン・ヨングム 「君は私の春」「賢い医師生活2」など |
オム・ジョンオク 엄정옥 | |
ヘソンの家の近所のスーパーの主人 | ムン・ヨンミ 「パリの恋人」など |
チョ検事 ドヨンの先輩検事。 | チャン・ヒウン 「馬医」「カプトンイ 真実を追う者たち」など |
ムン・チェシク チョ・ヨンスク裁判の判事。 | イ・チャンジク 「王になった男」「この恋は初めてだから〜Because This is My First Life」など |
判事 | イ・ドンジン 「愛の迷宮-トンネル-」「ピノキオ」など |
判事 | キム・ジョンピル 김종필 |
イ・シフ 「左利きの妻」「波よ波よ〜愛を奏でるハーモニー〜」など | |
部長検事 | キム・グァンイン 「あなたはひどいです」「魔女食堂にいらっしゃい(原題)」など |
キム・チェウン 「明日」「恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜」 | |
チャ・スリン 「賢い医師生活」など | |
キム・ジス 김지수 | |
ユン・イェナ 윤예나 | |
チャン・ヒョンジョン 「ショッピング王ルイ」「ミセン-未生-」など | |
ウンスン 地区隊の警察官。 | ヨ・ホミン 「ヒーラー〜最高の恋人〜」「オクニョ 運命の女(ひと)」など |
キム・ジヨン 김지연 | |
ソ・ヘジン 서혜진 | |
高校の先生 | キム・ホンシク 「アイ・アム・セム〜I am Sam〜」など |
キム・ボンス 「地獄が呼んでいる」「調査官ク・ギョンイ」など | |
チョン・ピルジェ コンビニ強盗事件の双子の兄。 | ハン・ギウン 「僕を溶かしてくれ」「2番目の夫」など |
チョン・ピルスン コンビニ強盗事件の双子の弟。 | ハン・ギウォン 「番外捜査」「被告人」など |
ヒョン・ナム 「TWO WEEKS」など | |
チョ・ヨンスク裁判の書紀 | ソ・ジヨン(旧ソ・ジョンジュ) 「トンイ」など |
奉仕活動の確認所の為にジュングクにスハの連絡先を知っているか尋ねた男 | パク・ギサン 박기산 |
トン・ヒョンべ 「だから俺はアンチと結婚した」「トラップ〜最も残酷な愛〜」など | |
カン・スング 地区隊の警察官。 | チョングン(旧パク・チョングン) 「カプトンイ 真実を追う者たち」「朝鮮ガンマン」など |
チュンシムの友人 | ホン・ヨジン 「ホテリアー」など |
ホン・ヨン 홍연 | |
チェ・イノ 최인호 | |
アン・ジェホン 안제홍 | |
チェ・サンウク 최상욱 | |
キム・ギョンヨン 김경용 | |
シン・テホン 신태헌 | |
パン・ナユン 방나윤 | |
チョ・ソンボム 조성범 | |
チョ・ヨヌ 조연우 | |
ハ・ユンビ 하윤비 | |
コンビニ強盗事件の証人 | パク・ジョンソル 「星から来たあなた」「テバク〜運命の瞬間(とき)〜」など |
イ・サンギュ 이상규 | |
キム・ヨンチョル 김영철 | |
キム・ボラ 김보라 | |
スハがジュングクの位置追跡を頼んだ業者 | チョン・ジョンヒョン 「あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜」「黄金の私の人生」など |
チュンシムの友人 | チョン・ドゥギョム(旧チョン・ドンギュ) 「ラケット少年団」「アンダーカバー」など |
ムン・ソンナム 左手殺人事件の通報した果物屋。 | ユ・オクチュ 「女神降臨」「恋するイエカツ」など |
ピョン・ジョンヒョン 「ATHENA-アテナ-」など | |
パク・ビョンチョル 「キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜」「操作〜隠された真実〜」など | |
イ・デソンの祖父 | オ・ヨンス 「イカゲーム」「善徳女王」など |
ウ・ソンシク センター長。 | キム・ジョンス 「インターンは元上司!?」「悪魔判事」など |
アン・ソンホン 「軍師リュ・ソンリョン〜懲毖録<ジンビロク>」など | |
国選弁護士の面接官 | キム・ソンフン 「キャリアを引く女〜キャリーバッグいっぱいの恋〜」「青い鳥の輪舞曲(ロンド)」など |
左手殺人事件の担当刑事 | イ・ソルグ 「リメンバー〜記憶の彼方へ〜」「SUITS / スーツ〜運命の選択〜」など |
キム・ジョンホ 「智異山」「賢い医師生活2」など | |
キム・ギホ スハが身を寄せていた田舎の老人。 | イ・ウォンジョン 「ハンムラビ法廷〜初恋はツンデレ判事!?〜」「運勢ロマンス」など |
ヘソンの担当医 | チョン・ヒョンソク 「検事ラプソディ〜僕と彼女の愛すべき日々〜」「優雅な母娘(おやこ)」など |
殺人事件現場近くの住人 | キム・ナニョン 「最高です!スンシンちゃん」「明日もスンリ!」など |
殺人事件現場近くの住人 | ユ・グム 「ライフ・オン・マーズ」「カンテク〜運命の愛〜」など |
ドヨンの家の使用人 | キム・チュンギ 「恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜」「ウンヒの涙」など |
露天商 | アン・スホ 「ラケット少年団」「こんにちは?私だよ!」など |
ダルジュンの裁判の陪審員 | キム・ジニャン 「明日も晴れ」「花遊記<ファユギ>」など |
ダルジュンの裁判の陪審員 | カン・ムンギョン 「スノードロップ」「メランコリア」など |
グァヌとサンドクが入った屋台の客 | キム・ヘゴン 「キル・イット〜巡り会うふたり〜」「アリス」など |
スハの亡母 | ソン・ギョンファ 「都会の男女の恋愛法」「昼と夜」など |
こんな人も特別出演
ムン・ドンヒ スハの同級生。芸能事務所に所属する練習生。転落事故の被害者。2話に登場。 | キム・スヨン 「プロデューサー」「オクニョ 運命の女(ひと)」など |
20秒弁論裁判の裁判長 1話に登場。 | イム・スンデ |
歯科の販促物を配っていたおばさん 1話に登場。 | チョン・スギョン |
パク・ジュヒョク事件の刑事 1話に登場。 | キム・ソンギュン 「応答せよ1994」「熱血司祭」など |
パク・ジュヒョク事件の弁護士 1話に登場。 | ソ・イヒョン 「君を守る恋〜Who Are You~」「アントラージュ〜スターの華麗な人生〜」など |
パク・ジュヒョク事件の検事 1話に登場。 | チェ・ソンミン |
ヘソンの家の近所のスーパーの息子 2話に登場。 | キム・ギョンジン 「また!?オ・ヘヨン」「ジキルとハイドに恋した私〜Hyde, Jekyll, Me〜」など |
イ・デソン フリーペーパー窃盗犯。 | ウ・サンジュン |
フリーペーパー印刷会社社長 デソンの縁戚。 | イ・ビョンジュン 「18アゲイン」「ハイバイ、ママ!」など |
アナウンサー | キム・ファン |
視覚障害者に偽装した痴漢 | キム・ギチョン 「サイコだけど大丈夫」「智異山」など |
グァヌの実家のチムジルバンの客 | キム・ハンネ |
グァヌの先輩刑事 | パク・ジョンウ 「オクニョ 運命の女(ひと)」「コンビニのセッピョル」など |
チョン・ヨンジャ / ソン・チャオク 夫から逃げる為に自ら手を切断し死んだと偽装していたが清掃員として働いている。 | キム・ミギョン 「ヒーラー〜最高の恋人〜」「彼女の私生活」など |
孤児院の担当者 | アン・ムンソク 「サイン」など |
チェ・ユン グァヌの先輩弁護士。 | キム・ミンジョン 「応答せよ1994」「Vagabond / バガボンド」など |
オム・ギジュン 新任の国選弁護士。 | オム・ギジュン 「ドリームハイ」「ペントハウス」シリーズなど |
ニュースキャスター | ピョン・サンウク |
百貨店ネックレス売り場の販売員 | キム・ミリョ 「延南洞539」「インターンは元上司!?」など |
百貨店ネックレス売り場の客 | アン・ヨンミ 「応答せよ1997」「キルミー・ヒールミー」など |
バイクのひったくり犯 | カン・ナム(M.I.B) 「ピノキオ」など |
警察大学の面接官 | チョン・マンシク 「悪の心を読む者たち」「アンダーカバー」など |
各話エピソード
1話
高校生のスハ(イ・ジョンソク)は幼い頃に交通事故で父を殺され、自身も重傷を負ったせいで、目を見るだけで人の心を読むことができる能力を持っている。一方、弁護士のヘソン(イ・ボヨン)は仕事がうまくいかず安定した収入を得るために国選弁護士の試験を受け面接で高校を中退せざるをえなかった理由や法廷での証言歴を語る。そんな彼女こそ10年前にスハの父親が殺された事件の裁判で証言をし、スハが捜し続けている初恋の相手だった。
2話
面接会場で知り合ったいかにも頼り無さそうなグァヌと共に国選弁護士に採用されたヘソンが最初に担当したのはスハの同級生のソンビンだった。ソンビンが学校でからかっていた相手が窓から転落し、その教室にいたソンビンが殺人未遂の容疑で起訴されたのだ。彼女の心を読み犯人ではないことを知ったスハだが、そこには過去のイメージとは程遠い正義感の無い弁護士ヘソンの姿があった。
3話
ソンビンに自白すれば軽い刑で済むと説得するヘソンだが事件の担当検事はかつての因縁の相手ドヨン(イ・ダヒ)だと知って火がついたヘソンは同僚の弁護士サンドクとグァヌに助けを借りて無罪を証明しようとする。徐々に明らかになる事件の真相。同じ頃ヘソンの携帯電話には絶えず送信者不明のメールが届いていた。不審に思ったスハは10年前に父親を殺したジュングク(チョン・ウンイン)が出所していた事を知る。
4話
ヘソンが不審なメールの送信元に電話をかけると隣の部屋から着信音が鳴り恐怖を覚える。駆けつけたスハが室内を確認すると携帯電話が置かれていた。出所後にボランティアに励むジュングクに対しスハは素性を隠して接触を試みる。ひょんなことからスハの正体を知ったジュングクは、スハを呼び出し暴力事件を起こすように仕向ける。保証人として警察署に出向いたヘソンは話を聞くうちにスハの事を思い出す。
5話
スハは弟同然で保証人として同居していると警察に嘘をついたヘソン。成り行きで2人はしばらく一緒に住むことになる。グァヌと共に双子が被告人である強盗殺人事件を受け持つ事になるが双方が殺人を自供しては覆す為、弁護は難航していた。ライバルの検事ドヨンに対抗して無罪に持ち込むつもりのヘソンに対して双子の心を読んだスハは衝撃的な真相を告げる。
6話
双子が共謀して罪を犯していた事を知ったヘソンは宿敵であるドヨンと協力し、双子の双方を有罪にしようと考える。そんなヘソンにサンドクは被告人が犯行に及んだ背景を探るのが弁護士の仕事だと論す。その頃ジュングクはヘソンの母チュンシム(キム・ヘスク)が経営する飲食店で働き始める。彼は人当たりのよい笑顔でチュンシムの懐に入り込む。
7話
ヘソンが溺死する夢を見たチュンシムから連絡が入り、気がかりなヘソンはその事をスハに話す。一方、ギスギスしていたヘソンとグァヌだったが、無罪を勝ち取った後に急接近する。そんな中、チュンシムからヘソンに電話がかかってくる。どこか違和感を抱くヘソンだったがその頃ジュングクはあまりにも残酷な罪を犯そうとしていた。
8話
放火殺人容疑で逮捕されたジュングクは検察の取り調べでも容疑を認めず、グァヌが弁護を引き受ける事に。母を失ったヘソンはグァヌが味方してくれると安心していたが、彼は意外な弁論を始める。ヘソンは母を殺害したジュングクを何としても有罪にする為に宿敵ドヨンの自宅に出向いて協力を依頼するが元判事であるドヨンの父は思わぬ助言を始める。
9話
放火殺人事件の判決確定後、釈放されたジュングクとスハの間で傷害事件が起き、2人とも姿を消してしまう。1年後、釣堀でジュングクの左手が見つかり、スハに殺人の容疑がかけられ、1本の通報からスハの身柄が拘束される。ヘソンが駆けつけるとそこには変わり果てたスハの姿が。一方ジュングクの裁判後に弁護士を辞め、実家の仕事を手伝っていたグァヌは、スハのニュースを見て動き出す。
10話
殺人容疑で逮捕されたスハを救う為に弁護を引き受けたヘソン。担当検事のドヨンは量刑を減らす事と引き換えに有罪を認めるようスハに迫る。これに対しヘソンとグァヌは、無罪を勝ち取れる可能性がより高い国民参与裁判を選択する。裁判の裏で事務員のユチャンはスハの居所を通報した人物を訪れるが不審点に気付き、ヘソンとグァヌもジュングクの生存を確信する。
11話
無罪判決を勝ち取ったスハ。記憶は戻らないまま、元の生活を取り戻そうと努力するがヘソンは距離を置こうとする。一方、判決で屈辱を味わったドヨンは2審の手続きを進める。そこへ突然訪れたグァヌは通報者の証言に不可解な点があった事をドヨンに伝え、不審に思い通報者を訪ねる。
12話
脳の病で刑が執行停止となったダルジュンは刑務所から釈放され担当弁護士だったサンドクの前で、生き別れになった娘に一目でも会いたいと思いを漏らす。スハの通報者の受け答えに違和感を抱いたドヨンだがその人物もまた不自然な死を遂げてしまう。更にスハの証言から分かった青いトラックの持ち主からもジュングクの影が浮かび上がる。ダルジュン脳の病で刑が執行停止となったダルジュンは刑務所から釈放され担当弁護士だったサンドクの前で、生き別れになった娘に一目でも会いたいと思いを漏らす。スハの通報者の受け答えに違和感を抱いたドヨンだがその人物もまた不自然な死を遂げてしまう。更にスハの証言から分かった青いトラックの持ち主からもジュングクの影が浮かび上がる。
13話
刑の執行停止で釈放されたダルジュンは、入院中の病院で会うはずの無い女性を目撃する。その女性への殺人未遂で再び捕まった彼はその相手こそ過去に自分が殺したはずの妻であり自分は陥れられたのだと主張する。記憶と共に心を読む力も回復したスハはヘソンと別れたくない為に事実を隠そうとするがダルジュンの弁護人となったヘソンが彼の娘を捜すのに苦労しているのを見てスハは全てを告白する事に決める。
14話
新任の国選弁護士がすぐに辞めてしまった為、面接試験で次点だったグァヌが再び国選弁護士として復帰した。ダルジュンに関して敏感に反応する父親に違和感を覚えたドヨンのもとにヘソンが訪ね、ダルジュンを無罪にするのに娘のDNA検査が必要なだと言い、ドヨンがダルジュンの実の娘であるという事実を伝える。
15話
ヘソンの家に不審な電話がかかるようになり番号を調べたスハはジュングクが公衆電話からかけたものだと気付く。ヘソンはスハのマンションへ移り住むが、今度はスハの部屋や弁護士事務所に新聞記事のコピーが送り付けられるようになる。ダルジュンとの親子関係を明かされたドヨンは裁判で動揺するが検事としての役目を毅然と果たそうとする。しかし、ついに耐え切れなくなった彼女はヘソンに無罪を勝ち取ってほしいと懇願する。
16話
ヘソンの最終弁論で結果的にダルジュンは救われた。養子の件の詳細を知ったドヨンの母親は彼女を連れて実家に帰ってしまうが、父デソクは自分の過ちを認めようとしない。一方、自らが救えなかっダルジュンを救って勝訴に喜ぶヘソンの姿を見て無力さを感じるサンドク。そんな中、ヘソンが行方不明になり、電話の向こうからはジュングクの声が。
17話
スハの携帯電話を奪ってヘソンを誘い出したジュングクは、スハをおびき寄せようとする。10年前に証言したヘソンに恨みを抱いていたジュングクは過去の自分同様にスハに殺人を犯させようと企んでいた。スハはグァヌに協力を頼み指定の場所へ1人で向かう。一方、送られた新聞記事を見てジュングクの過去を全て知ったグァヌは、単なる殺人鬼だと思われたジュングク同情心を覚える。
18話
再びジュングクの弁護を引き受ける事になったグァヌは全てを正直に話すようジュングクを説得し、結果的に1審で死刑を免れ無期懲役の判決を勝ち取る。ジュングクの供述により、過去にスハが誤ってヘソンを刺してしまった事件が明らかになり検察庁へ呼ばれるが、グァヌとキム判事の説得もあってドヨンが便宜を図り、スハは警察官への夢に邁進する。
結末
▼ネタバレ注意!!
ジュングクが逮捕されてもヘソンと同居を続けるつもり満々のスハ。ヘソンは一緒に暮らす大義名分がなくなったと言うが、あると言ってヘソンに顔を近づけてキスを迫る。ヘソンに足蹴にされごまかすスハに、それ以上は追い出そうとはしないヘソン。線引きはきっちりと言いつつ同居は継続。
ジュングクはドヨンが起訴する事となる。ジュングクに面会に行き、全て正直に話すようにとアドバイスするグァヌに、そうすれば自分の弁護を引き受けてくれるか?と尋ねる。結果を変えてくれる事よりも最後まで自分の話を聞いて欲しいというジュングクに、再び悩み始めるグァヌ。
一方、取り調べを受ける中、駐車場でヘソンを刺したのは自分ではなくスハだ、と証言するジュングク。信じようとはしないドヨンにスハを刺したのは自分だがヘソンを刺したのはスハだと証言する。
グァヌは判事やシン弁護士、ユンチャンの反対にもかかわらず、ジュングクの弁護をしたいと言い出す。その決定を受け入れるヘソン。前回のような失敗はしないと言ってジュングクの弁護を引き受けるグァヌ。
スハの方はヘソンの拉致前に買っていたネックレスをプレゼント。それを見て、自分が欲しいと思ったネックレスだと気づき、こんな高価なもの受け取れないと返品するように言うヘソン。スハは、ヘソンの「欲しいって思うのも気をつけなきゃ」という心の声を聞き、自分がまだ子供に思えるんでしょう?と言い返品すると言う。拗ねた?と尋ねるヘソンに、申し訳なくて返すんだと言うスハ。
ジュングクからヘソンを刺したのがスハだと聞いたドヨンはスハに召喚状を出しす。召喚状を受け取ったスハは驚くのが、ヘソンには伝えなかった。グァヌから事実確認の電話を受け、スハが殺人未遂で立件されそうな事を知ったヘソンは心配するがそこにスハが帰ってくる。スハに自分が刺したのではないと言うように説得するが嘘はつけないというスハ。スハの将来を心配するヘソンだが覚悟していると言うスハ
嘘をついてもいいとヘソンは説得を続けるが今でもヘソンを刺したことを夢に見ると言い、これ以上こんな夢を見たくないと告げて待っていられる?とヘソンに訊くスハ。ヘソンは答えられない。
スハの部屋で彼の日記帳を見つけ読み始めるヘソンはスハの想いの深さを知る。「自分がいなくなってもヘソンが泣かないで幸せでいて欲しい。そして、できれば時折り思い出して欲しい」と書かれたページを読むヘソン。
胸を張って出かけたスハだが警察大学からのメールを読み涙を流す。
グァヌはドヨンと話そうとするが避けられる。回転ドアに入ったドヨンを閉じ込めて話しかけるグァヌはどうしてスハを起訴するのか?それがドヨンの考える法なのか?と尋ねる。
スハに事情を訊くドヨン。スハがヘソンを刺そうとしたのではなくジュングクがとジュングクのことを話しそうになると話を遮る。スハがジュングクへの殺意を口にするともっと大事になるからだ。故意ではなかったとして、暴処法上凶器携帯障害で起訴猶予と処理するドヨン。
スハは起訴猶予の為にグァヌが動いてくれていたと知り、グァヌに感謝の気持ちを伝える。グァヌがヘソンの為にこうしてくれたのだと知っていると言い、こんな立派な人じゃなくて自分を選んだからにはその分ヘソンに尽くすと言うスハ。
諦めろって事か?と尋ねるグァヌにそう思ってくれれば嬉しいと憎まれ口を叩くスハ。スハを笑顔で見送るグァヌです。
ヘソンは外でスハの日記を読んでいるところにスハが帰って来る。スハを抱きしめて今まで愛情を表現もせず別れる時の事ばかり考えていてごめんと謝るヘソン。刑務所には絶対行かせないし、万一刑務所に行く事になっても待っていると言うヘソン。スハから起訴猶予になったことを聞くと、一人で大騒ぎしたと恥ずかしがって家に入ろうとするヘソン。彼女の手を掴み引き留めたスハ。ヘソンの胸元には礼のネックレス。
言いよどむヘソンから愛していると言わせるスハ。キスを交わす二人の場面のバックに流れるスハの声。日記の最後に綴られている言葉だった。
〜ヘソンがどうして不安なのか知っています。いつか別れる事を考えるていると知っています。でも、その日が来ても心配していません。10年経ってもヘソンを見つけられたし、記憶を失ってもまた、ヘソンが好きになった、だから別れてもまた探し出して愛する〜
グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせ。事件をスハの父やヘソンのせいだと言わないようにとアドバイスするグァヌに、今でもそう思っていると言うジュングク。スハ父は確かにしてはいけない事をしたが、ジュングクは彼を殺してしまった事で発言する機会を失ってしまったとグァヌは告げる。ジュングクの母親と息子が亡くなったのはヘソンの証言のせいではなく、ジュングクが殺人を犯して世話をできなくなったからだと現実を突きつけるグァヌ。
その事はジュングクも途中で気づいていたが止められなかったのだろうと察するグァヌは過ちに気付いても、それを認めない人からは人は去って行き一人ぼっちになってしまうと言って裁判では後悔している事を正直に認めるように告げる。
家に服を取りに帰ったドヨンは養父と顔を合せるが簡単な挨拶だけを交し去っていき、一人残されるドヨンの養父。
ヘソンもグァヌがスハを助けてくれたと知り、彼の手の甲にキスをする。どういう事かと訊くグァヌに挨拶、と答えるヘソン。自分の事を好きになってくれた上にスハの面倒を見てくれてありがとうと言うヘソン。苦笑いしながら受け取るというグァヌ。
そして、ドヨンはダルジュン事件で起訴を取りやめた事の責任を問われ異動を命じられる。それを聞いたヘソンは心配するがいつものように強気なドヨン。ジュングクの裁判には行かないと言うヘソン。死刑になるのを見たくないのかと言うドヨンに分からないと答えるヘソン。同情心ではないが死刑を望むと自分まで同じような人間になりそうで気分が悪いと言って死刑には反対だと告げる。
以前はジュングクを殺したいと思っていたスハの気持ちも変わっていた。同じような人間になるのが嫌だからでしょと言うヘソンに驚くスハ。スハみたいな能力ができたみたいと答えるヘソン。スハの事を深く理解出来てきた。お互いの料理の腕前でこれまで生きてきた人生を理解し始めていた。
ヘソンは、スハを見ているといつか別れが来そうで不安だと思っていたがスハを理解して、不安に思いながらも長い時間を幸せに過ごすのだろう、と想像するヘソン。
スハが警察大学の面接に臨む。高校中退の理由として殺人の容疑者になっていた事を話すスハ。面接官の心を読んで自分がどこまで正直に話すか見てみようと思っていたのを知っていたからだ。ここまで来れたのは助けてくれた人々がいるからだと言ってグァヌの事を話します。正義感が強くて、時には馬鹿に見えたが正しい事を認めさせる人だと言う。
グァヌはジュングクと裁判の打ち合わせ。もし死刑判決が出ても私たちが反訴すると告げ、「私たち(ウリ)」と言う言葉を久々に聞いてハッとするジュングク。
スハは面接で続けてドヨンの事を話した。自信があまりに強くて傲慢に見えたが自分の過ちを認め謝罪したと話す。
ドヨンはダルジュンの病室に行っていた。今はもう、呼吸器をつけているダルジュンの顔を描き涙を浮かべながら話しかけるドヨン。
スハは自分の過ちを認め、謝罪し反省する人がいかに立派なのかをしっかりと見たと語る。
スハは面接官に、いけない道を進んでしまった人もいるとジュングクの事を語り始める。
裁判ではジュングクがグァヌの助けで減刑され、無期懲役の判決を受けていた。
愚かだが自分も復讐心に駆られて同じ選択をしそうになった事があると打ち明けるスハ。ある人のおかげでそうはならなかった、とスハは最後にヘソンについて語り始める。最初は信じられないほど正義感が無く礼儀知らずの彼女が変わって行った姿を真実のために努力して、人を見るようになったと言う。
誰かを守るという事、誰かの言葉を訊くことがどんなに大事なのかが分かったので自分はきっといい警察官になれると思う、と締めくくる。
ヘソンは手話の教室に通い、耳が不自由な依頼人に習った手話で語りかけるヘソン。
「私はあなたの話をすべて聞きます。あなたの立場であなたの話を聞きます。私はあなたの国選専任弁護士です」
スハは警察大学に入学。裁判所ロビーの正義の女神像の前で制服姿のスハはヘソンを抱き上げ見つめ合った。
OST
Part.1
돌고래(Dolphin)/ Every Single Day
에코(Echo)/ Every Single Day
Part.2
왜 이제야 왔니(Why Did You Come Now) / 정엽(ジョンヨプ)
Part.3
두눈에. 두볼에. 가슴에 (In My Eyes) / 김영지(キム・ヨンジ)
우리 사랑했던 날들 (The Days We Were Happy) / 나래(ナレ)
Part.4
너에겐 들리지 않는 그 말(That Word You Cannot Hear) / 신승훈(シン・スンフン)
Part.5
달콤하게 랄랄라(Sweet Lalala) / 멜로디데이(Melody Day)
フルOST
1 | 에코(Echo) | Every Single Day |
2 | 왜 이제야 왔니(Why Did You Come Now) | 정엽(ジョンヨプ) |
3 | 우리 사랑했던 날들 (The Days We Were Happy) | 나래(ナレ) |
4 | 너에겐 들리지 않는 그 말(That Word You Cannot Hear) | 신승훈(シン・スンフン) |
5 | 돌고래(Dolphin) | Every Single Day |
6 | 두눈에. 두볼에. 가슴에 (In My Eyes) | 김영지(キム・ヨンジ) |
7 | 달콤하게 랄랄라(Sweet Lalala) | 멜로디데이(Melody Day) |
8 | Echo Acoustic Version | |
9 | Echo Strings | |
10 | Sea And Stars | |
11 | Breaking Moment | |
12 | Sus 4 | |
13 | Return | |
14 | Don't Forget | |
15 | Circus In Court Strings | |
16 | Unhappy Misery | |
17 | Echo Arp. |
作品にまつわるエピソード
ストーリーには支障ないものの、置いてあった物が次のシーンで突然消えているなど、ツッコミどころが多く、ネタにした番組が登場したほど。
関連動画リンク
製作発表やポスター撮影・インタビューなどのリンクを貼っていきます。
●製作発表
●メイキング