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基本情報
作品名:ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え
原題 | 종이의 집: 공동경제구역(ジョンイエ チプ:コンドンギョンジェグヨク) |
英語タイトル | Money Heist: Korea – Joint Economic Area |
視聴者の間で使われる略称 | |
ジャンル | 犯罪、スリラー、アクション、サスペンス |
配信開始 | パート1(1〜6話)2022年6月24日 パート2(7〜12話)2022年12月7日 |
放送局 | Netflix |
演出 | キム・ホンソン 「LIAR GAME〜ライアーゲーム〜」「L.U.C.A.: The Beginning(原題)」など |
脚本 | リュ・ヨンジェ 「LIAR GAME〜ライアーゲーム〜」「愛しのホロ」など キム・ファンチェ チェ・ソンジュン |
話数 | 6話 |
視聴等級 | 18歳以上 |
公式サイト | Netflix作品公式ページ |
筆者オススメ度 | ★★★★★ |
あらすじ
長い分断を経て終戦を迎えた朝鮮半島。多くの北朝鮮出身者が夢を抱いてソウルに向かうが、そこで待っていたのは差別と、決して裕福ではない暮らしだった。暴力団組織の下で働かされていた少女は、ボスを射殺後に自殺を図るが、「教授」と名乗る人物に救われる。彼は各方面に長けたスペシャリストを集めて強盗を企てていた。ターゲットは統一に先駆けて設置された共同経済区域(JEA)に設立された統一造幣局。緻密な計画でいとも簡単に造幣局に立て籠もった強盗団に南北が共同で対処に当たる。警察の犯罪交渉人ソン・ウジンは教授との交渉を続けるが、彼がよく知る人物だとは気づいていなかった。作戦が進む中、人質達の予想外の行動と強盗団の中での仲間割れで事態は思わぬ方向に進んでいく…。
見どころ
Netflixで人気を博したスペインの大ヒットドラマ「ペーパー・ハウス」の韓国版リメイク作品。単純に舞台を韓国に移すだけではなく、南北朝鮮の統一を盛り込み、登場人物にも各地方のサトゥリ(方言)を使わせる事で、個性だけでなく出自も語らせるなど、韓国版ならではの演出も見どころです。警察のウジンと、正体を隠して彼女の心を掴むパク・ソノ(教授)のラブラインにも注目。
キャスト
●主要人物
教授(パク・ソノ) 事件の首謀者。かつては統一朝鮮の経済学を教える教授だった。 | ユ・ジテ 「ヒーラー〜最高の恋人〜」「イモン〜禁断の愛〜」など |
ソン・ウジン 京義警察庁危機交渉チーム長。認知症の母と一人娘を持つ。政府高官であるサンミンとは元夫婦。カフェを営むパク・ソノに惹かれていき、正体に気づかぬまま情報収集に加担してしまう。 | キム・ユンジン 「自白(映画)」「など |
●強盗団メンバー
ベルリン 本名ソン・ジュンホ。北朝鮮平安北道泰川郡出身。幼少期に脱北に失敗し母を失う。強制収容所で問題を起こし、25年後に強制収容所を制圧し脱獄。現場ではリーダー格だが、誰も傷つけないという教授の意に反して、北朝鮮式の厳格な統制を始め反発を招く。 | パク・ヘス 「イカゲーム」「刑務所のルールブック」など チョン・ジフン(幼少期) |
トーキョー 本明リ・ホンダン。北朝鮮平壌出身。ARMY(BTSのファン)で、終戦後に夢を抱いてソウルに渡るが過酷な現実に絶望して自殺しようとしていたところを教授にスカウトされる。この物語の語り手。 | チョン・ジョンソ |
モスクワ 大韓民国慶尚北道聞慶市出身。特殊窃盗罪5件の前科。元炭鉱労働者で掘削に長けている。デンバーの父で温厚な性格。 | イ・ウォンジョン 「憑依〜殺人鬼を追え〜」「L.U.C.A.: The Beginning(原題)」など |
デンバー 下の名前はテクスと明らかになっている。大韓民国慶尚北道聞慶市出身。元は違法格闘場のストリートファイターで暴行傷害で逃亡中の経歴がある。東南方言を使う。お調子者で優しい性格だが、彼の油断が人質の勝手な行動を起こす事になる。 | キム・ジフン 「悪の花」「恋する泥棒〜あなたのハート、盗みます」など |
ナイロビ 本名シム・ヨンムン。大韓民国忠清南道洪城郡出身。偽装・詐欺のプロで偽造貨幣の専門家。 | チャン・ユンジュ 「三姉妹(映画)」「パフューム〜恋のリミットは12時間〜」など |
リオ 本名ハン・ヨセプ。大韓民国ソウル特別市出身。裕福で厳格な家庭に生まれ、医大を中退。学生時代からハッカーとして名を馳せた。 | イ・ヒョヌ 「階伯[ケベク]」など |
ヘルシンキ 中国延辺朝鮮族自治州出身。オスロとは昔からの仕事仲間。かつて所属していた組織を壊滅させた。ベルリンの派閥。 | キム・ジフン 「秘密の森〜深い闇の向こうに〜」「ボイス〜112の奇跡〜」など |
オスロ 中国延辺朝鮮族自治州出身。ヘルシンキとは昔からの仕事仲間。かつて所属していた組織を壊滅させた。ベルリンの派閥。 | イ・ギュホ 「悪霊狩猟団:カウンターズ」「ミッシング〜彼らがいた〜」など |
●統一造幣局職員
チョ・ヨンミン 統一造幣局長。既婚者だがミソンと不倫関係にある。危機を脱する為にリーダーシップを発揮する一面、自分だけ助かろうという狡猾さも持つ。 | パク・ミョンフン 「愛の不時着」「パラサイト 半地下の家族(映画)」など |
ユン・ミソン 北朝鮮出身。造幣局経理担当職員。ヨンミンとは不倫関係で妊娠を偽り、窮地を脱しようと画策。発覚してデンバーに殺されそうになるが、惹かれ合っていく。 | イ・ジュビン 「その男の記憶法」「先輩、その口紅ぬらないで」など |
リ・チョンミョン 北朝鮮出身。造幣局の印刷部門で勤務するが、かつては北朝鮮の偽札印刷のスペシャリストで、南出身のナイロビもファンだと公言するほど。 | イ・ユニ 「このエリアのクレイジーX」「模範タクシー」など |
パク・ジェウク 造幣局職員。 | シン・スホ 「ザ・プロファイラー〜見た通りに話せ〜」「ヨンパリ〜君に愛を届けたい〜」など |
副局長 | ホン・イン 「ストーブリーグ」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」など |
現金輸送担当職員 | オ・ギファン 「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」「キマイラ」など |
警備員 | イ・ジンス 「遠くから見たら青い春」「私を愛したスパイ」など |
女性職員 | ソン・ジニ 「39歳」など |
●合同対策チーム
チャ・ムニョク 北朝鮮から任命された事件担当。特殊部隊を指揮する大尉。 | キム・ソンオ 「花遊記<ファユギ>」「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」など |
ユン・チャンス 京義警察庁所属の警察署長。ウジンの上司。 | パク・スヨン 「青春の記録」「霊魂修繕工」など |
パク・チョル 密かに内部に潜入していた警察関係者。 | キル・ウンソン 「Mine」など |
ウジンの部下 | シム・ウソン 「アビス」「ヴィンチェンツォ」など |
北朝鮮部隊幹部 | チャ・スンミン 「イミテーション」など |
●ウジンの家族
パク・ピルスン ウジンの母。認知症を患っている。 | イ・ヨンニョ 「主君の太陽」「ボイス〜112の奇跡〜」など |
キム・ミナ ウジンの娘。 | ハン・ソジン 「不可殺 -永遠を生きる者-」「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」など |
●高校
アン・キム アメリカ大使の娘。学校生活に馴染めずにいた。重要な人質となるが、リオを誘惑するなど恐怖の中でも大胆な行動をとる。 | イ・シウ 「シーシュポス:The Myth」など |
教師 生徒達を引率して造幣局を社会見学しに来ていた教師。 | アン・ソヨン 「このエリアのクレイジーX」「夕食、一緒に食べませんか?」など |
●政府
キム・サンミン 統一未来党の議員。ウジンの元夫。 | チャン・ヒョンソン 「あなたが眠っている間に」「ザ・プロファイラー〜見た通りに話せ〜」など |
北朝鮮政府幹部 1話に登場。 | パク・ビョンウク 「社内お見合い」「調査官ク・ギョンイ」など |
キム大使 6話に登場。アンの父親。 | チョン・ジェソン 「恋慕」「刑務所のルールブック」など |
キム大使夫人 6話に登場。アンの母親。 | キム・ソウン 「賢い医師生活2」「ボイス〜112の奇跡〜」など |
●その他
ヨンミンの妻 4話に登場。 | イ・スンビ |
医師 4話に登場。 | チョン・ジョンヨル 「ボイス3〜112の奇跡〜」「スイッチ〜君と世界を変える〜」ばど |
食料配達業者 5話に登場。 | チェ・ナムク 「社内お見合い」「39歳」など |
ベルリンの母 2話に登場。鴨緑江を越えて脱北しようとしたところを殺害された。 | チョン・ユナ 「このエリアのクレイジーX」「Mine」など |
リオの父 4話に登場。 | イ・ヤンヒ 「不可殺 -永遠を生きる者-」「悪魔判事」など |
リオの母 4話に登場。 | ピョン・ユンジョン 「二十五、二十一」「夫婦の世界」など |
暴力団ボス 1話に登場。トーキョーに殺された。 | シン・ユラム 「花郎<ファラン>」など |
暴力団の子分 1話に登場。 | ユン・スンフン 「イカゲーム」「5月の青春」など |
記者 1,2話に登場。 | ハ・スンヨン 「39歳」「調査官ク・ギョンイ」など |
ウジンの弁護士 5話に登場。 | チャン・ジェグォン 「39歳」「調査官ク・ギョンイ」など |
サンミンの弁護士 5話に登場。 | ミン・デシク 「キマイラ」「だから俺はアンチと結婚した」など |
判事 5話に登場。 | キム・ソンヨン 「最愛の敵〜王たる宿命」「社内お見合い」など |
記者 5話に登場。 | ペ・ユリ 「社内お見合い」「二十五、二十一」など |
刑事 5話に登場。 | ペ・ヒョンギョン 「二十五、二十一」「調査官ク・ギョンイ」など |
刑事 5話に登場。 | ホン・アロン 「明日」「トレーサー」など |
廃車場社長 5話に登場。 | パク・ブゴン 「二十五、二十一」「今、私たちの学校は…」など |
廃車場職員 5話に登場。 | パク・ノギョン 「社内お見合い」「ある日〜真実のベール」など |
オ・ジェユン 6話に登場。かつて教授に北朝鮮の開放政策を明かし助力を求めた。 | イ・チャンフン 「トレーサー」「5月の青春」など |
生徒の母親 6話に登場。 | キム・ミンチェ 「39歳」「御史とジョイ」など |
記者 6話に登場。 | イ・ドンギュ 「未成年裁判」「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」など |
こんな人も特別出演
パート1各話エピソード
1話
教授のもとに集められた犯罪のスペシャリスト達。北朝鮮から夢を抱いてソウルにやって来て現実に絶望したリ・ホンダンもまた、スカウトを受け、自らをトーキョーと名乗る。統一に向け準備を進める南北朝鮮が共同で設立した共同経済区域(JEA)の統一造幣局を襲った一同は計画を進めていく。南北両方から集められ組織された対策本部では人質の命と、事件の早期解決で意見が割れる。交渉人として呼び出されたウジンは当局が早期解決を優先させた事に失望して、出会って2ヶ月のソノのカフェを訪れる。しかしソノこそ教授だった。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●朝鮮統一というオリジナルの要素と共に、ソウルが暗く退廃的な現実として描かれている点に注目!事件の首謀者「教授」は計画の為にパク・ソノとしてウジンに近づきますが、原作ではこの二人くっつきます!果たして韓国版ではどのようなラブラインが描かれるのかにも注目です。
2話
人質に要人の娘がいる事を明かして北朝鮮部隊の特攻を防ぎ、人質を使って紙幣を増刷していく一同。ウジンは時間を稼ぎながら、内部に亀裂が生じるのを待っていた。チョ造幣局長をはじめとする人質は脱出の為に抵抗を始め、局長室に隠されたスマートウォッチで外部との連絡を試みる。人質の不可解な行動に南北出身で人質同士監視をさせるベルリン。組織内でも方針を巡って亀裂が生じ始め、「誰も死なせない」という教授の計画が揺らぎ始める。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●ベルリンの幼少期の脱北や強制収容所でのエピソードなど韓国版オリジナルの演出が盛り込まれ、人質達の抵抗やメンバーの仲間割れで息を呑む展開が続きます。デンバーと人質ミソンのラブラインにも注目です。
3話
ミソンを殺すよう命じられたデンバーだが、殺す事は出来ず、彼女の言う通りに太ももを撃ち抜いて死んだと偽装し、ベルリンの目を欺く。誰も殺さないという教授の命令に背いたベルリンに敵対するトーキョー。人質の中でもミソンに責任を押し付けた局長への反感が高まり、南北出身で分裂が進んでいく。ウジンはスマートウォッチから送られた短い映像から手がかりを見つけ出し、周辺の防犯カメラを調べさせる。強盗団の中でも人質の扱いを巡って対立が深まる。内部での暴動を知らない教授はウジンにコンタクトを取ろうとする。そして元夫が孫娘を連れて行くのを見たウジンの母は名刺を見つけて教授にコンタクトを取る。ヘルシンキとオスロを制圧したトーキョーはベルリンをリーダーから降ろそうと牽制するが、教授と連絡が取れず話が進められない。その頃、娘の事を口実に対策本部に乗り込んだ教授は本部がリオとナイロビの情報を掴んだ事実を知る。ようやく連絡が取れた教授はベルリンを責めるが、二人の身元が割れた事に内部も混乱に巻き込まれ、対立を深めていく。そして、息子が人を殺したと誤解したモスクワが正門を開けた事で事態は予想外の展開を迎える。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●モスクワとデンバーが教授の計画に参加した経緯が語られ、慶尚道の方言で交わされるやり取りが印象的です。原作のモニカに該当するミソンは、局長の失敗の責任を押し付けられてデンバーに殺されそうになりますが、これを機にデンバーと接近していく様子に注目です。
4話
人質を使った突発的な作戦でモスクワを救出するも、造幣局長が警察に撃たれて重傷を負う。警察が人質を撃った事で事態は思わぬ方向に走り出し、教授は医師を中に入れるというウジンの提案を呑む事に。対策本部も医師と共にチャ大尉を送り込む作戦を遂行する。その頃、ベルリンに隠れて生かしていたミソンの容態も悪化する。手術を求められたリオだが、過去のトラウマから手を出す事が出来ない。危機的な状況でも局長を心配するミソンの心境が理解できないデンバー。妻への電話を許可され、妻に愛を伝える局長の行動に憤りを覚えた彼は、ミソンから託された手紙を握りつぶす。医師団として紛れ込んだチャ大尉は平安道方言から警察だとバレ、素性を明かすが、これは陽動作戦から強盗団の目を逸らす策略だった。チャ大尉がメガネに隠しカメラを仕込んでいる事に気づいた教授は裏をかいて内部の人間がつけていた仮面を別のものに変更し、既に侵入を開始していた特殊部隊は撤退を余儀なくされる。手術を終えて退出するチャ大尉の携帯電話に盗聴システムを仕込み、教授の逆襲が始まる。一方、ミソンの手術をしようとしていたデンバーらはリオに手術を頼もうとするが、ベルリンによって見つかってしまうが、ナイロビの活躍で状況は好転、ミソンもリオの手術で一命を取り留める。教授の命令でベルリンに代わってリーダーに任命されたトーキョー。その頃、世間では警察が人質を銃撃した事が報道されウジンの責任が問われる中、教授は再び彼女に接近する。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●冒頭ではリオの背景が描かれ、重傷を負った造幣局長を前に手を出すことが出来ないリオの葛藤が描かれています。デンバーのミソンに対する恋心と、リオのトーキョーに対する恋心が描かれ、特にミソンの事を大切にしようとするデンバーに彼女も心を開いていく様子が印象的です。最後には教授とウジンのラブラインも描かれ、今後の展開に期待です!
5話
ウジンに近づき、一夜を共にする教授。その頃、チャ大尉は秘密裏に部下を潜入させていた。ウジンが強盗団に利用されている事実を知らされるが、南北首脳会談を控え、早急な解決を求められた大尉は教授の始末を急がせる。教授の見えないところで計画はずれ始める。ベルリンに代わってリーダーになったトーキョーのもと、ナイロビが人質の生活を改善して内部の対立を緩和していく。ウジンは教授との交渉で食材を搬入する提案をするが、教授の失言から彼が造幣局の外にいる事が露見してしまう。教授は外部にいるというウジンの主張に耳を貸さない対策本部。密かに内部に潜入していたチョルは教授の正体を調べようとするが、デンバーとミソンの仲を疑う局長によって捜査を邪魔されてしまう。事件の下調べに使った車を廃車にせず業者に売っていた事が明らかになり、指紋を消す為に慌てて飛び出す教授。その頃、ミソンは局長からデンバーを誘惑して教授の正体を自白させるようもちかけられ悩む。デンバーを捕らえたチョルと局長は拷問をするが、トーキョーが教授だと誤解をし始める。警察が廃車場に急ぐ中、先周りした教授は証拠隠滅を図る。その頃、トーキョーを処理する為に火災報知器を鳴らして作戦を実行に移したチョル。局長は恨みを晴らそうとデンバーをリンチするが、これを見たミソンが銃を突きつけてデンバーを救う。サイレンを聞いたベルリンは発作に苦しみ、これを見たリオが拘束を解こうとするが、隙を見て襲われる。廃車場を訪れたウジンは不審な人物を見つけて接近を図る。トーキョーに危険が迫っている事を知っているデンバーは他に教授がいる事を叫ぶが、時を同じくして一発の銃声が響き渡る。
6話
証拠となる車を奪って闘争した教授を警察が追い詰めていく。熾烈なカーチェイスの末にどうにか逃げ切った教授。しかし、造幣局では自由の身になったベルリンの手によってチョルが殺害される事件が発生する。責任を感じてベルリンへのリーダー交代を求めるトーキョーだがベルリンはこれに応じない。ウジンは銃撃事件を口実に、ひとり内部に入り込み、人質の安全を生中継で伝える要求を突きつける。リオの励ましにリーダーとしての責任感を取り戻したトーキョーは人質を集める。チョルの死を招いた局長の策略に反発が高まる中、局長がミソンを脅し、デンバーがこれを救う。集まった人質に素性を明かし、人質に協力を求める。警察に通報すべきというアンと、安全を優先するべきという副局長の会話を聞きつけた局長は、アメリカ大使の娘であるアンを使って内部情報を書いたメモを外部に渡そうと企てる。造幣局に入り込んだウジンの前に仮面をつけずに現れたベルリン。世間はこの映像に騒ぎ始め、教授も観衆に紛れて状況を見守る。ひとりひとり人質の無事を確認してインタビューを進めていくウジン。保身の為にチョルの死を隠す人質。自分の番を迎えたアンは涙を流してウジンにメモを渡そうとするが、あと一歩のところで阻止さ、メモを取り上げられてしまう。
結末
パート1▼ネタバレ注意!!
ウジンの要求に応じて人質全員が呼び出され、人質の安否確認が始まる。パク・チョルを人質に見立てて安否を問いただすウジンに動揺する一同。アンが口を開いた事をきっかけにウジンが優勢に出て、アン以外の学生を解放するよう要求するが、チョルは生きていた。強盗団が人質の命を最優先している事に対して、警察が特攻を仕掛けた事が明るみになり世論が警察に反対し始める。
教授の狙い通り、世論を味方につけた事に喜ぶ一同。更に、掘削部隊が土を掘り当て、脱出への期待が高まる。ミソンを気遣っていたデンバーは、事件が終わったら全て忘れろというが、ミソンは造幣局を辞めると言ってデンバーに口づけをし、その場で二人は肉体関係を持つ。
自分を大事にしてくれない不倫相手の局長ではなく、デンバーの真心を選んだミソン。大事なところ以外ほぼ見えてますけど!ってツッコミたくなる二人の濃厚なラブシーンが衝撃的です。家族と観る際は要注意。
責任を取って辞任しようとするウジンに、ソノが怪しいと忠告するチャ大尉。聞く耳を持たないウジンはソノを呼び出して酔いつぶれる。そんな彼女を見て、当初は利用するだけのつもりだった教授も彼女への想いに気づき、彼女を捜査から離れるよう提案する。そんな中、ウジンはアンが密かにポケットに忍ばせた紙幣の断片を見つけて現場に戻る。そして教授のもとにはチャ大尉が訪れる。
パート2に続く。
パート2各話エピソード
7話
8話
9話
10話
11話
12話
OST
フルOST
作品にまつわるエピソード
●マドリードを舞台にした原作の世界観は、現実に則したものになっているのに対して、本作では統一を準備する南北朝鮮の共同経済地域が舞台と大きく設定が異なっていて、続編では向かう方向が原作と異なる可能性もある。
●冒頭でBTSの「DNA」が流れるなどトーキョーの出自を語るシーンで韓国版らしさを出し、トーキョーがコードネームを選んだ理由も「悪い事をするから」と北朝鮮の反日意識を反映したものになっている。
●原作ではスペインを代表する芸術家サルバドール・ダリを模した仮面が印象的だが、韓国版では河回タルという伝統工芸のお面の中でも笑顔が印象的な両班タルがモチーフになっている。
関連動画リンク
製作発表やポスター撮影・インタビューなどのリンクを貼っていきます。
●メイキング