基本情報
作品名:調査官ク・ギョンイ
原題 | 구경이(クギョンイ) |
英語タイトル | Inspector Koo |
視聴者の間で使われる略称 | |
ジャンル | サスペンス、探偵、ブラックコメディ |
放送時期 | 2021年10月30日〜12月12日 土日22:30〜 |
放送局 | JTBC |
演出 | イ・ジョンフム 「操作〜隠された真実〜」「誰も知らない」など |
脚本 | ソン・チョイ |
最高視聴率 | ?% |
話数 | 12話 |
視聴等級 | 15歳以上 |
公式サイト | JTBC番組公式サイト Netflix公式ページ |
筆者オススメ度 | ★★★★☆ ・やや難解ですが、もう一度見直すと人物関係などが分かりやすいかも。 |
あらすじ
保険金調査員としてとある失踪事件について調べる羽目になった酒とゲーム漬けの引きこもりク・ギョンイ。しかし事件を追う内に裏に潜む殺人者の存在に気付き、不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく。次第に現在・過去、そして自分の人生を変えた事件が絡み合っていく。
見どころ
探偵モノにもかかわらず1話の最後に犯人が登場し、追う者と追われる者のストーリーが絡みながらコメディ要素を含めて語られていく作品です。
『宮廷女官 チャングムの誓い』など清楚なイメージが強いイ・ヨンエが酒とゲームに溺れた清潔感に無頓着だけどカンはピカイチの調査官役をコミカルに演じています。
1話ではク・ギョンイと犯人の過去を交差させるなど同一人物なのでは?とミスリードさせるなど意味深なストーリー進行が次のエピソードへの期待を抱かせてくれる作品です。
TRPPをはじめとしたスリリング・コミカルが詰まったクールなOSTも必聴。
キャスト
ク・ギョンイ 元警察だったが夫を失って以来、酒とゲームに溺れて風呂にも入らない引きこもり生活を続けていた。新しいゲーム設備を条件に関わった保険調査で事件に巻き込まれ、調査官として犯人を追う。 | イ・ヨンエ 「宮廷女官 チャングムの誓い」「師任堂(サイムダン)、色の日記」など |
ソン・イギョン(K) 演劇女優だが、裏の顔は悪い人間を殺害して楽しむ快楽殺人者。 | キム・ヘジュン 「キングダム」シリーズ、「ミリオネア邸宅殺人事件(十匙一飯)」など チョン・ソア(幼少期) 「ユミの部屋」など |
ヨン・スク 「青い子供奉仕財団」の理事長。通称”ヨン局長”。表向きは柔らかい印象だが、陰では絶大な力を持ちギョンイに犯人追求を持ちかけた。 | キム・ヘスク 「スタートアップ:夢の扉」「世界で一番可愛い私の娘」など |
ナ・ジェヒ NT生命のBチーム長。元警察でギョンイの部下だった。ヨン局長とやり取りをする内に後戻りが出来ない状況に飲み込まれていく。 | クァク・ソニョン 「賢い医師生活」シリーズ、「サンガプ屋台」など |
サンタ ギョンイのゲーム仲間で車の免許がある事からギョンイの助手となる。言葉少なく言いたい事はスマホの音声で伝えるなど謎も多い。 | ペク・ソンチョル ファッションモデル。 「魔女食堂にいらっしゃい(原題)」など |
オ・ギョンス NT生命Bチーム所属でジェヒの部下。頭脳明晰で忠実だが災難に巻き込まれる事が多い。 | チョ・ヒョンチョル 「D.P.-脱走兵追跡官-」「ホテル・デルーナ〜月明かりの恋人〜」など |
アン・ゴヌク Kの共犯者。かつて恨んでいた父を殺してくれたイギョンに共感して手助けをする事に。職場にデホという恋人がいる。 | イ・ホンネ 「ザ・キング:永遠の君主」「悪霊狩猟団:カウンターズ」など |
チョン・ジョンヨン イギョン(K)のおば。保険員として働いていてギョンイとも面識がある。 | ペ・ヘソン 「ホテル・デルーナ〜月明かりの恋人〜」「サイコだけど大丈夫」など |
キム部長 ヨン局長の秘書。局長の前では抜けた行動が目立ち尻に敷かれるが、命令とあれば人も殺すほどの冷徹さも持つ。 | チョン・ソギョン 「ブラック〜恋する死神〜」「アスダル年代記」など |
ホ・ソンテ ヨン局長の長男。 | チェ・デチョル 「ベクヒが帰ってきた」「サイコパス・ダイアリー」など |
ホ・ヒョンテ ヨン局長の次男。 | パク・ジビン 「怪しい家政婦」「イ・サン」など |
チャン・ソンウ ギョンイの夫。イギョンが通っていた女子校の教師で演劇部顧問だった。 | チェ・ヨンジュン 「ヴィンチェンツォ」「アスダル年代記」など |
イ・ヨンジュ イギョンの高校の同級生で演劇部の同期。 | イ・ハンジュ |
チョン・ウォンシク NT生命調査Aチーム課長。 | キム・オボク 「真心が届く」「神との約束」など |
キム・ミンギュ ギョンイが事件に巻き込まれるきっかけとなった失踪者。 | キム・ガンヒョン 「操作〜隠された真実〜」「青い海の伝説」など |
ユン・ジェヨン ミンギュの妻で保険金受取人。 | パク・イェヨン 「アビス」「海街チャチャチャ」など |
イ・デホ ゴヌクの同僚で親密な仲。タロンの飼い主。 | パク・ガンソプ 「他人は地獄だ」「御史とジョイ」など |
パク・ギュイル 盗撮事件の犯人。 | シン・ユンソプ 「ライブオン」など |
キム・スヨン KDピースラボでいじめを受けていた社員。 | イ・スンジュン |
NT生命調査Aチーム職員 | ぺ・ミョンジン 「浪漫ドクターキム・サブ」シリーズなど |
ジョンヨンの同僚 | ユン・ブジン 「智異山」「わかっていても」など |
ジョンヨンの同僚 | チョン・ソヨン 「ヴィンチェンツォ」「賢い医師生活」など |
ソン・ジユ イギョンの担当精神科医 | チェ・ヒジン 「静かなる海」「ある日〜真実のベール」など |
警備員 | ノ・ヒジュン 「場合の数」「ハンムラビ法廷〜初恋はツンデレ判事!?〜」など |
警備チーム長 KDピースラボの警護チーム長。 | スンミン(アン・シヌ) 「王女ピョンガン」「師任堂(サイムダン)、色の日記」など |
演劇部員 イギョンの部活仲間。 | チェ・ダウム |
守衛 ゴヌクの父親。 | カン・ハクス 「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」「ラケット少年団」など |
ナ・ジョンジュン ジェヒの父。 | チョン・ジョンジュン 「IRIS[アイリス]」「恋するスパイ」など |
ナナ ジェヒの娘。 | チェ・ソユル |
Melonmusk35 ギョンイのゲーム仲間。自殺をほのめかし救われる。 | カン・ダヒョン |
演劇ディレクター | チャ・イェジュン |
グレーテル役 | キム・アラ |
ヘンゼル役 | チャン・ジェハ 「御史とジョイ」「魔女食堂にいらっしゃい(原題)」など |
グレーテル役 | イム・スジョン 「賢い医師生活2」など |
統営の刑事 | チョン・ソクチャン 「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「模範タクシー」など |
釣り人 | イ・ドンウク 「昼と夜」「キマイラ」など |
出前の男 | イ・ソグム 「ダークホール」「ヴィンチェンツォ」など |
水商売の女 | アン・リョジン 「フォレスト」「カネの花〜愛を閉ざした男〜」など |
キム・ソンミ ミンギュとジェヨンの娘 | アン・テリン 「オー!マイベイビー〜私のトキメキ授かりロマンス」「賢い医師生活2」など |
保険の不正受給者 | パク・ヨン 「18アゲイン」「ママが浮気した」など |
NT生命社長 | ユ・ピルラン 「知ってるワイフ」「優雅な母娘(おやこ)」など |
監察医 | イ・ジュノク 「ハイバイ、ママ!」「ゾンビ探偵」など |
モノレールの乗客の老女 | チュ・プジン 「君を守りたい〜SAVE ME〜」「番外調査」など |
鳥を守る会のおじさん | パク・ノシク 「コンビニのセッピョル」「アルゴン」など |
バギー屋 | チュ・ジョンフン 「梨泰院クラス」「イミテーション」など |
Kの目撃者 | キム・ボンス 「地獄が呼んでいる」「君を守りたい〜SAVE ME〜」など |
バギー屋の知人 | ソン・ヒョンミ 「コンビニのセッピョル」「番外調査」など |
住職 | ウォン・グニ 「最後から二番目の恋〜beautiful days〜」「六龍が飛ぶ」など |
性犯罪被害者支援センター長 | キム・ジュア 「ゾンビ探偵」「復讐の花束をあなたに」など |
食堂のオーナー | キム・ミジュン 「甘くない女たち〜付岩洞<プアムドン>の復讐者〜」「あなたはひどいです」など |
山の上の食堂の店主 | チェ・ヨンイン 「今日、妻やめます〜偽りの家族〜」「知ってるワイフ」など |
イギョンの母 | パク・イェニ 「君は私の春」「賢い医師生活」など |
病院の男の子 ギョンイにお菓子を食べられた。 | イ・チェヒョン 「恋するイエカツ」「マウス〜ある殺人者の系譜〜」など |
爆発物を運んだ男 | パク・ビョンウク 「キマイラ」「マウス〜ある殺人者の系譜〜」など |
ソンテの選挙スタッフ | チャン・ジェグォン 「イカゲーム」「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」など |
ヒョンテの恋人 | キム・ソジョン 「ウェルカム2ライフ〜君と描いた未来〜」「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」など |
パク氏 MEKセキュリティの人間。ゴヌクとデホの上司。 | ソンフン 「恋するイエカツ」「テバク不動産」など |
統営の刑事 | チョン・ジュヌ 「今、別れの途中です」「ラケット少年団」など |
統営の刑事 | チョ・ドンウ 「チョコレート:忘れかけてた幸せの味」など |
イ・ジュニョン ヒョチャンの船上パーティーで死んだ男。 | チョ・ソンジュン 「熱血弁護士パク・テヨン」など |
ユン・ミエ | チェ・ハユン 「ボイス4」「恋するイエカツ」など |
赤いスニーカーの男 | キム・ホンギョ 「恋慕」など |
ガソリンスタンドの客 | ソ・ジョンビン 「ユミの部屋」「君は私の春」など |
解剖医 | イ・ジュンオク 「D.P.-脱走兵追跡官-」「Mine」など |
解剖医 | ク・ドンフン 「コンビニのセッピョル」など |
考試院のオーナー | ハ・スンヨン 「D.P.-脱走兵追跡官-」「夕食、一緒に食べませんか?」など |
KDピースラボ職員 | パク・ソニョン 「ヴィンチェンツォ」「カイロス〜運命を変える1分〜」など |
KDピースラボ職員 | カム・レイン 「ビッグイシュー〜正義か悪か〜」「僕らの復習ノート2」など |
KDピースラボ職員 | ギファン 「恋慕」「アンダーカバー」など |
KDピースラボ職員 | カン・グハ 「カイロス〜運命を変える1分〜」「昼と夜」など |
サムシー | チェ・ノップンセム |
JBSレポーター | イ・ジンスン |
ギョンイのマンションのの警備員 | パク・ジョンミン 「アイテム〜運命に導かれし2人〜」「イミテーション」など |
人形専門家 | ミン・ウンシク 「マウス〜ある殺人者の系譜〜」「カイロス〜運命を変える1分〜」など |
スヨン | チェ・シヨン 「袖先赤いクットン」「海街チャチャチャ」など |
警官 | ハン・スンユン 「ヴィンチェンツォ」「先輩、その口紅ぬらないで」など |
警官 | チョン・サンギュン 「アスダル年代記」「ヴィンチェンツォ」など |
警部 | キム・グァンソク 「ダークホール」など |
酔っぱらった母親 | チェ・ソリ 「賢い医師生活2」「マウス〜ある殺人者の系譜〜」など |
ジェヒの同僚 | チョン・ユニ 「君は私の春」「マウス〜ある殺人者の系譜〜」など |
カメラマン | パク・ムヨム 「悪の花」「キングダム」など |
ゴヌクの隣人 | イ・ジェウン 「ゾンビ探偵」「わかっていても」など |
クァク記者 コ・ダムからホ家の秘密の映像を託されていたゴシップ記者。 | ソ・ドンウォン 「秘密の森〜深い闇の向こうに〜」「ラケット少年団」など |
パク・ドゥモク | チョ・ジェリョン 「ロースクール」「だから僕はアンチと結婚した」など |
寺のガード | ハン・ギジャン 「コーヒーいかがですか?(原題)」「ドクタープリズナー」など |
声門分析家 | ナム・ドンハ 「ミスター・サンシャイン」「秘密の森〜深い闇の向こうに〜」など |
ウォン先生 | キム・ミラ 「袖先赤いクットン」「恋慕」など |
記者会見スタッフ | ヨン・ジェフン 「ヴィンチェンツォ」「賢い医師生活2」など |
全裸で踊る官僚 | イ・ヨンサン 「メランコリア」「アンダーカバー」など |
キム・ファンフィ検事 | ぺ・ヒョンギョン 「昼と夜」「プレーヤー〜華麗なる天才詐欺師〜」など |
脅迫された男性 | オ・セイル 「学校2013」など |
練炭殺人犯 | ヨンジン 「ダークホール」「模範刑事」など |
幼児殺人を犯した母親 | ハン・ヨウル 「Mine」「昼と夜」など |
脅迫された男性 | キム・ソンゴン 「イカゲーム」「ハイエナー弁護士たちの生存ゲームー」など |
脅迫された男性 | パク・ジンソン 「賢い医師生活2」「リセット〜運命をさかのぼる1年〜」など |
脅迫された女性 | カン・ロチェ 「今、別れの途中です」「マウス〜ある殺人者の系譜〜」など |
JBSニュースキャスター | カン・チョンフン 「ラケット少年団」「ヴィンチェンツォ」など |
ジョンジュンの友人 11話で登場。 | ユ・ヨンボク 「悪魔判事」「こんにちは?私だよ!」など |
ジョンジュンの友人 11話で登場。 | イム・ソンピョ 「ザ・バンカー」「ヘチ 王座への道」など |
ニュース番組コメンテーター | ソン・ドンス 「イミテーション」「だから僕はアンチと結婚した」など |
検事 12話で登場。 | チョン・ヨジン 「ダークホール」「ハイクラス〜私の1円の恋〜」など |
検察のスタッフ 12話で登場。 | オム・ジマン 「恋慕」「哲仁王后」 |
刑事 12話で登場。 | キム・ジュニ 「夫婦の世界」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」など |
こんな人も特別出演
コ・ダム 法務法人「正義の社会の為に」の代表弁護士でIT企業の代表でもある。 | キム・スロ 「紳士の品格」「帰ってきて ダーリン!」など |
庭師 ヨン局長と組んだKの殺人の後始末をする。 | キム・ギチョン 「智異山」「サイコだけど大丈夫」など |
各話エピソード
準備中
1話
仕事での実績を出す為に警察時代の先輩であるク・ギョンイ(イ・ヨンエ)を訪ねたジェヒ(クァク・ソニョン)だがそこに居たのは酒とゲームに溺れて家から出なくなったギョンイの姿だった。最新のゲーム設備を与えてもらうという条件に釣られたギョンイはゲーム仲間のサンタ(ペク・ソンチョル)と共に統営市に赴き、12億ウォンの保険金がかかった男性の失踪事件を追いかける。一方、過去に女子高校の演劇部で飼っていた猫が殺される事件が起こり、犯人を探すイギョン。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●ギョンイとイギョン、二人が同一人物なのではとミスリードさせながらも1話のラストで二人の接点が明かされます。現在のだらしない姿のギョンイと警察官時代の清楚なギョンイのギャップにも注目です。
2話
失踪していた男性が死亡する事件が発生し、事件の裏に知られざる影があると睨んだギョンイは事件の真相を追求する事に。ニュースを見ていたヨン局長(キム・ヘスク)はギョンイに犯人を捕まえて欲しいと持ちかける。一方イギョンは高校の同級生を訪ね、ギョンイの夫だった演劇部顧問教師に何があったのかを尋ねる。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●夫が自殺したのは自分のせいだと考えているギョンイが自殺を仄めかしたゲーム仲間の前でゴミ収集車にダイブするシーン。
●1話では消化しきれなかった謎が少し説明されますが、2話で一番衝撃だったのは「国民の母」と親しまれる大女優キム・ヘスクの銭湯での”見えそうで見えない”大胆な裸のシーンだったのではないでしょうか。
3話
元恋人を盗撮した事件で逮捕されていた犯人が軽い処罰で釈放された事を知り、次の完全犯罪の標的を定めたKは人で賑わう大学祭で計画を実行する。一方、NT生命のビル内にアジトを立ち上げた一同は事件の真相を調査しようと奔走する。
4話
アジトに侵入したKに気づき追跡するサンタ。内通者がいる可能性もあると疑い始めるギョンイはイギョンを訪ねる。そんな時、失踪事件の保険受取人である妻から謎のメッセージを受け取ったという連絡が入り仁川に向かうがそこには罠が仕掛けられていた。Kの犯行を手伝っていたゴヌクは度を超えたKの”演出”がきっかけで彼女と距離を置こうとする。
5話
間一髪で罠から免れたジェヒとギョンス。イギョン(K)が過去に巻き込まれた事件を思い出すジョンヨン(ペ・ヘソン)。Kが近く出国すると睨んだチームはKに罠を仕掛ける事に。そして、ギョンイはイギョンがウィンドサーフィン場にコンテナを借りている事を突き止める。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●とうとうギョンイ達も連続殺人事件とイギョンの関連性に気付きました!
●イギョンがアメリカで両親と死別した事や、その後、精神科にかかるようになったきっかけなどが語られます。
●今回はおばのジョンヨン役のペ・ヘソンの女優としての魅力が見えた回だったと思います。英語を話すシーンや、イギョンの家で調味料を口にして粉まみれになるシーンなど他のドラマではあまり見られない表情を見せてくれます。
●イギョンのマンションに潜入する為にマンションの警備員と華麗なダンスを繰り広げるシーンがコミカルに描かれています。
6話
あと一歩のところでイギョンを取り逃したチームだがイギョンのコンテナに届いた演劇の台本から次のターゲットを特定しようとする。一方、社内いじめの被害を記録したSNSの投稿を頼りにチームはITに企業の内部を探り始める。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●冒頭からいきなりギョンイとイギョンの取っ組み合いになり、スリリングながら「敬老接待みたいなのないわけ?」とコミカルなセリフも飛び交うのが見どころです。
●遂に犯人を暴いたもののイギョンは逃走し、次の殺人のターゲットがIT企業の代表だと睨んだ一行は犯行前にイギョンを捕まえようとしますが、一体どうなるのでしょうか!?
●コンテナで台本と事件の関連性を考えていたギョンイの元に統営市の刑事が尋ねてきます。新聞社に「高校教師チャン・ソンウは自殺ではなく妻のク・ギョンイが殺した」という内容の自白書が届き、当時の事を尋ねてきますが、過去を回想したギョンイは精神的に追いやられ発作を起こしてしまいます。過去の事件も少しずつ語られていますが、一体何が起こったのか、そこにもイギョンが関連しているのかが気になるところです。
7話
K(イギョン)はゴヌクと共に次のターゲットである弁護士コ・ダムをロボット試演イベント会場で殺害する完璧なシナリオを構成した。一方、ク・ギョンイはKの台本に隠された手がかりを探し、Kのおばであるジョンヨンを利用してKを捕まえる計画を立てる。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●冒頭からいきなり寡黙なサンタが歌を口ずさむシーンがあり、彼にも何か秘密がありそうな場面が登場しました。
歌は송창식(ソン・チャンシク)の한번쯤(ハンボンッチュム)と言うタイトルで「一度くらい」という意味です。
●殺人事件を未然に防ごうとした調査チームですが、イギョンのおばであるジョンヨンがコ・ダムを狙った罠にかかって命を落としてしまいました。おばを心配して会場に向かうイギョンの人間らしい一面が初めて見られるシーンでした。
●イギョンの魔の手は逃れたコ・ダムですが何かの秘密を握っていてヨン局長の指示で事故と偽装して殺されてしまいました。一部始終を見ていたジェヒ。一体、この事件の黒幕やコ・ダムが殺されなければいけなかった秘密は何だったのでしょうか?
8話
K(イギョン)の検挙に失敗した調査チームはバラバラになるがギョンイはコ・ダム殺害の真犯人に対する疑惑の紐を掴んで離さない。一方、おばジョンヨンの死以降、無計画的な殺人を犯し暴走を始めたKはおばの死に関する事件の真相を掴む。一方ギョンイはイギョンとの電話で事件の裏側にヨン局長とヨン局長についたジェヒが関わっている事を突き止める。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●ゴヌクの恋人であるデホもイギョンがいとこではない事に気付きますが、ゴヌクは彼を守る為にイギョンが好きなふりをしてデホを追い払います。デホも殺されてしまうのではないかとヒヤヒヤ。
●事件当時の記憶を思い出す為に逆立ちを始めるギョンス。真似してでんぐり返しをするも失敗したギョンイのはにかみスマイル。イ・ヨンエファンにとってはこんな姿を見られる日が来るとは思ってもいなかった事でしょう。
9話
K(イギョン)はジェヒを脅してコ・ダム殺害事件の背後を知り、ヨン局長と手を組み身分を偽装する事に。一方、ヨン局長はギョンイを始末しようとし、Kを利用して望まぬ者達を始末していく。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●今回は観ているこっちがハラハラしてしまう展開が目白押し。特にゴミ処理場で奇跡的に一命を取り留めた(奇跡的過ぎる!笑)ギョンイの脱出劇に注目です。
●ジェヒも無事でした!ヨン局長の思惑も徐々に明らかになり、最後にはゴヌクがギョンイ側につくようなシーンも!続きが気になります!
10話
K(イギョン)はヨン局長がコ・ダムを殺害した本当の理由を知り、ヨン局長の監視をかいくぐる計画を立てる。一方で絶体絶命の危機から生存したギョンイも執拗な追跡の末に、統営での事件の真相に近づく。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●送られてきた死体が動いた!生きていたクァク記者の情報で事件の裏側がだいぶ明らかになってきました。全ての事件はヨン局長の次男ヒョンテが統営の船上パーティーで薬物を使用し、ヒョンテに煽られた男がお金をかき集めようとして海に転落、それを助けなかった人々が次々とKとゴヌクに始末されていったという内容でした。そして今回、イギョンの手にヒョンテが関連している証拠の映像が渡ります。
●イギョンの去り際のサンタへの一言が気になります。「何者か知ってるわよ」一体何を意味しているんでしょうね。あと2回めちゃくちゃ気になります。
11話
ヨン局長の次男が事件の発端だと知り、殺そうとするイギョン、そしてそれを防ぐ為に策を練るギョンイ。次男の事件が世間の明るみになり、記者会見が開かれるその日、ギョンイはヨン局長を拉致して究極の選択を迫る。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●短いシーンですがイ・ヨンエが歌を歌うシーンが登場します。
●ヒョンテの悪行が明るみになり顔に硫酸をかけられてしまうヨン局長。一方、コ・ダムが集めていた様々な人物の悪事を知ったイギョンは彼らを脅迫して一箇所に集め、更にヨン局長を拉致してヒョンテを殺すか20名を殺すか選択を強いられます。
●しかし、最後に包帯を取られるとヨン局長だと思っていたのは変装したギョンイでした。悔しくて悲鳴を上げるイギョン。
●次回はいよいよ最終回。ギョンイからサンタが死ぬと言う予告が流れますが二人共生き残って欲しいものです。
12話
ギョンイの描く作戦に気付いたK(イギョンは)騙された事実に怒りを覚える。ギョンにはKを逃さない為に最後の対決に打って出る。一方、ジェヒとギョンスはKが仕掛けた罠からターゲット達を救おうと奮闘し、ギョンイはサンタに対する真実を知り、Kと対立する。
ここが見どころ!(ネタバレあり)
●Kに悪人たちの動画を渡した時点から既にギョンイの計画通りでした。ヨン局長とKどちらの悪行も暴くための計画だったと知り、Kを欺こうと爆弾のスイッチを押すギョンイ。既に現場の避難は完了していて、残されたソンテとギョンスも冷蔵庫に入って爆発から身を守っていました。
●ギョンイとKどちらも始末しようとやってきたヨン局長の攻撃でゴヌクは倒れ、絶体絶命のピンチに陥るも、ギョンイに仕掛けられていた爆弾を使ってヨン局長を攻撃し逃げ延びます。
●爆発現場で半身に火傷を負ったヨン局長に社会的制裁を加えようとジェヒがわざと事を大きくして隠れていたヨン局長を大衆の前に晒しますが、この時、一筋の涙を流しながらの表情演技がとても印象的。
●サンタとギョンイの夫の自殺との意外な関係がKから語られますが、真偽の程は結局不明。これは続編あり!?
結末
▼ネタバレ注意!!
サンタを人質に逃げ延びたKは停車中の貨物列車に乗り込むが、そこには生死の境を彷徨うゴヌクから計画を聞いたギョンイが待ち構えていた。動き出す貨物列車の中で、サンタが過去に事故死した女子高生の恋人で、黙っていたせいでギョンイが夫を疑って自殺に追い込んでしまったので、罪滅ぼしの為にギョンイを助けていたと告げ、最後に1発残った拳銃でサンタを殺してやろうかとギョンイに持ちかける。サンタに掴みかかるギョンイだが、隙を突いてKに飛びかかり、最後は走行する貨物列車からKを抱えて飛び降りる。
霧深い森の中で目を覚ましたKだが、その足をギョンイが離さない。朦朧としてゲームと錯覚して「捕まえろ捕まえろ」とうめきながらKのブーツを連打するギョンイ。近づくパトカーのサイレン。
結局、Kは逮捕されるが連行されるパトカーの中で、仲間達に囲まれて心配されるギョンイを少女の眼差しで眺める。
ゲーム仲間のMelonMusk35が壁を軽々と飛び越えて韓国大病院の庭に侵入し、病院の部屋からたらされたロープにかばんをくくりつける。窓から腕が出てきてグッジョブのサイン。ギョンイが酒やつまみ(夫との列車旅行と同じメニュー)を頼んでいたのだった。くしゃみをするタイミングで缶ビールを開けるがギョンスとジェヒにバレて没収されふてくされるギョンイ。
検察を訪れたジェヒはヨン局長の罪を暴露し、自身も罪に問われそうになるが、こっそりと司法取引を持ちかけ無事を保証する。キム部長も取り調べを受け、ヨン局長も殺人教唆や殺人未遂、不正請託など17の容疑で逮捕され、ヒョンテも殺人幇助や詐欺の疑いで取調べ、ソンテも責任をとって市長選立候補を辞退。
昏睡状態が続いていたゴヌクの横にはデホが付き添っていた。
水族館を訪れたジェヒ家族。
ギョンスはと言うとギョンイの家で「ク・ギョンス探偵事務所」を開業していた。ギョンイはサンタの家を訪れ、過去はどうでもいいがゲームに勝つにはサンタが必要といい、探偵事務所チーム長の座と名刺を渡す。
山のような事件ファイルを前に弁護士と話すギョンイだがすべて任せると言って決まった時間に独房に戻り小窓から挿す光を浴びていたが、近くの独房から「ここを出てあいつを殺さなきゃ!」という女性の叫びを聞いて再び興奮し始める。
祝いの花を持って事務所を訪れたジェヒ。客が来ないと嘆くギョンスだったがそこに客がやってくる。ドアが開いた瞬間、外の風景が森に変わる。特別出演とテロップが現れ、イ・ヨンエが現れる。それを見たギョンイは「怪しいわね」と言いウィンクしドラマは幕を閉じた。
その後、二人の「イ・ヨンエ」の後ろで穴に落ちるギョンイが描かれ、アニメ風のエンドロールが流れた後、THANK YOU FOR PLAYING THE END♡とゲーム風の画面が登場し作品は終了。
結局のところギョンイの夫の事件とサンタの関係は不明のまま(むしろギョンスの調べでは接点が見つかっていない)ですが、サンタが峰栢高校同窓会のマグカップを使っていたのは疑問が残ります。更に、最後のアニメでKが穴に落ちるのはゲームオーバーという意味なのか、拘置所からの脱走を意味しているのかも気になるところ。旨いこと完結・続編のどちらにも繋げられる終わり方だったのではないでしょうか?本物のイ・ヨンエが登場し、最後までコミカルだったのは素敵でした。もう一度観たら新たな発見がありそうな気もするそんなドラマでした。
OST
Part1
Yeah (Round and Round) / TRPP
Coming After / TRPP
Part2
UP / 하진(ハジン)
Sins / TRPP
Part3
Part4
Liars (I feel alive) / TRPP
Chi-Chi's Theme / TRPP
Part5
Yeah (Round and Round) (Remixed by Mollo)/ TRPP
Yeah (Round and Round) (Remixed by Wayco)/ TRPP
SURF / INNI
Limbo / TRPP
フルOST
作品にまつわるエピソード
●優雅で気品漂うイメージが強いイ・ヨンエが引きこもりでゲームと酒に溺れ清潔感がなくだらしない主人公ク・ギョンイを演じるという事で公開前から話題になった作品。
●オープニングとエンディングのアニメーションやゴキブリの目線から見せる演出や、酒を飲んだ時のライフゲージなどゲームや漫画のようなユニークな演出が概ね高評価を得ている。
関連動画リンク
製作発表やポスター撮影・インタビューなどのリンクを貼っていきます。
●オープニングアニメ
●イ・ヨンエのキーワード・インタビュー
●台本リーディング
●メイキング